NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

おふくろの味は添加物……

最近の食品事情で一番驚いたのは塩コショウに「味付き」があったことです。
表示を見ると『調味料(アミノ酸等)』が入っているようです。添加物ですね。

塩コショウって調味料ですよね? 調味料って味付けをするために使うものですよね。
味付けをする調味料に味をつけるというのは自分的にはピンと来ませんでした。

加工食品には想像以上に添加物が使われていて、食べ物の味かと思いきやほとんど添加物の味と言ってもいいくらいふんだんに使われているものもあるようです。
じゃあ自炊すればそれでOKかと言われると、調味料にも添加物が使われているものも多くあるのでそれ次第とのこと。
加工品はNG自炊OKという単純な話ではないようですね(´・ω・`)



食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

添加物の話ではこの本を勧めます。

著者は元・添加物のトップセールスマンだったそうです。その仕事を降りた経緯については本文中に書かれていますが、「自身が開発に携わった添加物の固まりのようなミートボールが自分の子供の誕生日のご馳走として並び、自分の子供が嬉しそうに食べているのを見て凍りついた」ことがきっかけだったようです。

業界の裏話が書いてあり、「100kgの豚肉から作った130kgの水増しハム」「消毒液のプールで何度も殺菌されまくっているパックサラダ」「スナック菓子からインスタントラーメンまで共通の添加物の方程式」などありましたね。

全体的に勉強になりましたが、個人的に特に勉強になったのは、食品の表示についての知識。一例を挙げると、「一括表示」というものがあります。
お手持ちの加工品の表示を見てもらうと、よく「調味料」「乳化剤」「香料」とか書いてあったりしますね。
こういうの、そういう名前の一添加物が存在するのではなく、「そういう名目で使った添加物の一括表示」にすぎないのだそうです。つまり、「調味料」という名目で使用したのならば、何種類の添加物を使っていようと、表示には「調味料」と一つだけ書いておけばよいという決まりのようです。

つまり冒頭で挙げた「味付き塩コショウ」には塩とコショウと添加物が何種類か入っている調味料だと言えそうです。実際に何がどれだけ入っているか消費者には知る方法がないんですよね。



このような裏事情を知るとどうしてもゲンナリ感は否めません(;´Д`)
ですが、この安部さんの本はただの「買ってはイケナイ!本」という感じでもありません。

添加物には確かに健康被害という影もあるけれども、その対価として低価格や長期保存といった光の部分もあるのだと言います。そのおかげで自分達はちょっと小腹がすいたとき、出先での軽食などを安価に済ませることができるようです。

加工品の危険性を訴える情報は最近よく見かけます。それ自体は確かに間違ってはいないし大事な情報です。
ですが、仮に明日から添加物を全撤廃したとしたら、案外困るのは自分たちかもしれない、とも思います。


『ナリワイをつくる』の中で伊藤さんが語っておられたと思うのですが、現代人というのは一昔前の人に比べてかなり生活の自活力が落ちています。自分の身の回りの世話をお金をかけずに自分で片付ける事が難しくなっているようです。

それは食に関しても同じではないでしょうか。

生まれてこのかた、添加物の無い食サイクルなど自分は経験したことがありません。食品はスーパーに行って長期保存できるものを安価で購入して冷蔵庫に放り込んで置く、くらいしか自分にはできません。
半農生活で半自給自足の生活でもありませんし、「完全無添加」の食品の取り扱いについてもまるで素人です。添加物を避けつつも、添加物なしには生きられないというのが自分の正直なとこかもしれません。
案外、自分が思ってる「おふくろの味」には、「おふくろがいつも買ってきてた食品に入ってる添加物の味」も相当入ってる気もするのですよ(^_^;)


そうは言っても全ての添加物が安全かと言えば怪しそうです。できるだけ減らしていったほうがいいように思います。
添加物についてなるべく知って、できるだけ添加物の少ない食品を選ぶ事。
そして、添加物はよく噛み、唾液と混ぜ合わせることによってけっこう中和できるという話もあります。また食物繊維をしっかりとり、体内の添加物の排毒を促すという手もあるようですね。

添加物を完璧に避けるよりも、なるべく少ない食品を選び、中和と排毒を促すのも現実的落としどころかもしれません。

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