NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

見つけたボタン

アルファブロガーのちきりんさんの日記をよく読ませてもらっています。その中の「ボタンをさがせ」というエントリで「何が問題か、どうすればいいのか、だけでなくそれをどうやって実現するか、も考えなくてはいけない」と述べられ、現実を変える具体的方法もさがしましょうというニュアンスで「ボタンをさがせ」と表現されているようです。

現状の問題点なんて、個人レベルでも社会レベルでもたくさんあるように思います(^_^;)
それを一個一個計画的に解決していくなんて社会の底辺でくすぶってる人間には気が遠くなります。
ですが、「人生の転機は、その時はそうとはわからず、後になってからそうだったと気付く事が多い」という何かの格言をどっかで見たのです。
自分はこれを一度経験しました。
ちきりんさんの「ボタン」という表現を借りると、「わけもわからずもがいてるうちに、手がボタンに当たって偶然スイッチが入った」って感じですかね。





10代後半あたりから、自分は体調不良の頻発に悩まされっぱなしでした。
学生時代もたいしてアクティブな青春を送っていなかったはずなんですが、よく一人でダウンしてましたw
お気楽学生だった時代すらそうだったんですから、勤め人になった後など目も当てられないというか、あまり記憶がない時期とかもありますw

そんななので「具合が悪くてダウン」→「人としての可動時間が短い」→「オンでもオフでも新規チャレンジも既存経験も少ない」→「人としてのスペック低下」→「オンでもオフでも周囲の足並みについて行くだけで必死」→「ストレスと疲労でくたくた」→「具合が悪くてダウン」→(ry

というループにハマってた感じでしたかね。
一個一個の項目だけでもだるいんですが、原因と結果が鎖のように繋がって最初の原因を強化するという無限ループ。
このループ構造はわかっても、これをどう断ち切るか、さっぱり見当もつかない毎日でした。
そんな中、読書の習慣を始め、健康本の中で「しょうが紅茶」というものを見つけました。

体温を上げて病気を治す 食べ方・食べ物

体温を上げて病気を治す 食べ方・食べ物

たしかこの本だったと思うんですがちょっとうろ覚えです(;´Д⊂
簡単に言うと、体は温めた方がよい場合が多い。しょうがも紅茶も体を温める作用があるので、紅茶にしょうがを入れて飲むと調子がよくなりやすい、って感じでしょうか。ざっくり書きましたが。
で、当時自分は圧倒的にコーヒー派だったのですが、試しに紅茶に替え、しょうがを入れて飲み始めました。
結果的にこれがボタンになったっぽいです。
しょうがは漢方薬の6〜7割に使われるほど人体にとって良成分の宝庫らしいです。
それを体を温める紅茶の援護でさらに効果アップというわけのようで。

今になってみると、当時の体調不良には自分の気にしすぎなところもあったように思います。
まさに「病は気から」というわけで、自分が気にしすぎ・恐れすぎな部分が、小さな不調の種を大きな体調不良へと増幅していた部分もあった気もするのです。
「しょうが紅茶」はダメもとで試してみただけだったのですが、理屈面で自分が納得していた方法だったので、「これで治るはず」とどこかで思えたのも大きかったですね。
しょうが紅茶の物理的な作用と心理的な安心感が合わさり、当時の体調不良の頻発を抑えてくれたように思います。
これがきっかけになり、自分の可動時間や範囲が増え、ヒントを求める時間的・体力的・精神的余裕ができ、また新しくヒントを見つけたら試す、という今の習慣が出来ていきました。
行き当たりばったりの偶然だったかもしれませんが、「しょうが紅茶」は地味に大きな転機になった「自分のボタン」だったくさいです(・ω・)

ボタンは計画的・戦略的に探し出して押すだけでなく、ダメもとな悪あがきの最中に偶然手が当たることもありますから、適当に休み休みでもいいので気長に人生に取り組むのも悪くないですようです。