NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

コミュ障もいつか解決する日が来るんだろうか

パッとしない人生を歩んできた自分には二大ネックがありました。「体調不良」と「コミュ障」です。

体調を気にしてるわりに、年中だいたい調子が悪い。だから鬱々としていることが多い。それで人が離れていき孤立してるのがお決まり。

その上、ただでさえコミュ障で、他人から相手にされないことも多い。コッチも、具合が悪いときは人と関わる気にならなくて距離をとっており、ますます孤立してコミュ障に拍車がかかる。

学生時代と勤め人時代、だいたいこういうルートにいたわけです。


いじめに遭わなかったのは奇跡的だと今では思います。自分みたいなのがこれまでの経緯よりももっと悲惨な目に遭わなかったのは、周囲の人間に恵まれていたのでしょう。




体調不良をなんとかしようにも、対人スキルが低すぎるために一人で疲れ、そのストレスでまた体を壊す。

コミュ障をなんとかしようにも、あまりにいつも具合が悪くなるから、なにかしようにも毎日生きるだけで精一杯。

それぞれのネックだけでも手に余るのに、二つのネックが絡み合ってもう解決の糸口すら見えてこない障壁でした。



一度は絶望して人生を諦めた時期もありました。

普通の人すら厳しい時代、自分一人でスッ転んでる自分が社会人として生きていける姿など、微塵も想像できませんでしたから。


当時すでにまっとうなルートからは脱落していたのですが、自分でも意識的に「普通から下りよう」と決めて下りることにしました。

不安はありましたが、「普通」にしがみついたところで毎日苦痛なだけでしたし、そうやって我慢に我慢を重ねたところ、真夏に真冬の布団にくるまらなければならないほどの寒気と40度近い高熱でダウンという結果に終わり、一人我慢大会には出口がないのだという結論に至りました。

最終的には「そういう心配はもっと普通の人間が気にすることだ」という結論に落ち着きました。


今でもニートな自分に「不安じゃないの?」って聞かれることもありますが、これまでの経緯からここまで落ちた自分が今更将来に不安なんか持ったって仕方ないという思いが強いです。

人よりスペックが低いのだから平均の6割くらいいけば御の字、平均寿命がだいたい80歳くらいだからその6割、48歳前後くらいまで生きられればもう十分すぎるというつもりで人生を考えるようになりました。

そう方針を変え、ジョギングとかも止めました。体調不良とは生涯縁が切れないものと決め、中途半端な短所改善をすっぱりやめ、長所伸長に方針を変え、毎日の読書に替えました。

そうしている内に体調改善のヒントを知り、それを今年一年を使って試したところ、かつての二大ネックの一方「体調不良」とその副産物だった「体調不良を過度に恐れる心」の両方が消えたっぽいです。





今でも短所改善より長所伸長を方針にしてますから、残りのネック「コミュ障」を積極的に何とかしようとかいう気はあまりないのです。

ただ、生涯苦しめられるものと思っていた二大ネックがまさか一つでもなくなるとは思ってもいませんでしたから、もしかしてコミュ障もなにかの拍子に解決する日が来るのだろうかと悩ましく思うようにはなりました。

ま、それでも体調不良をなんとかしようと努力し始めてから6〜7年近くかかりましたから、コミュ障も本気で何とかするなら、それぐらいの時間を覚悟しなければならないのかもしれません。

また、体調不良の頻発が少し改善されたといっても、肉体面のスペックの低さは大して変わってません。フィジカル面はからっきし、もやし系男子もいいところで、体力に自信アリな人達とは勝負にならないと思います。

だからコミュ障も単に社交性を高めることで解決するとかじゃなくて、もっと別の方向からになるのかなーとか思ったりしてます。



まあコミュ障はコミュ障として一生そのままだったとしても、体調不良が多少マシになっただけでも十分な収穫で、2012年は個人的に転機になるかもしれません。

もとから地味に生きてる自分には、ダメで元々ですし。

来年もそんなに突飛なことはできないでしょうけど、体調に不安が減った分、何か具体的に行動を始めようかなぁなんてことをここ2,3日考えてました。


世の中いろいろありますが、やはり今さら不安がっても仕方ないと思います。何より今日まで生きてこれたことこそ自分にとっては奇跡的でした。

先のことはわかりませんが、来年も世界の片隅でひっそりと、行けるところまで生きられれば自分には十分です。




今年の九月にひっそり始めたブログでしたが、お読みくださった方どうもありがとうございました

来年が皆様にとって良い一年になることをお祈りいたします。では、よいお年を。