NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

仕事ってなんだろ

最近わずかなりとも収入も入るようになって、webライターとして一応仕事をさせてもらっています。それによって、自分の感覚としても「仕事してるな」って感じがするようになったんですが……。

ちょっと前に漫画家さんのある言葉を目にしました。それは「漫画家っていうのは連載が終わればただの無職」というものです。漫画家って憧れの職業の一つに数えられることもあると思うんですが、こういう現実もあるってことなんですね。確かに、一つの連載が終わった後、次の連載が決まるとは限らないわけで……。こういうところはちょっと賭けになる部分もあるってことですか。

で、それは自分も一緒なのだなぁと思ったわけです。今現在は二か所からお仕事をいただいているのですが、幸いなことに今のところはどちらも予算を豊富に確保していらっしゃるらしく、お仕事に制限はあまりないわけで。むしろ「どんどんやってください」って感じですから仕事が来ないってことが今はあまり想像できないわけです。

でも、自分の立場も「お仕事終わりです。ありがとうございました」ってメールが一本くればそれで終了なわけで。そうなると昨日までライター、今日から無職っていうのもわりとアリなんだなーっとしみじみしたわけですw

これまではなんだかんだいって雇われ身分が中心でしたから、こういう世界は初めてなわけです。そういう世界に自分が今いるのだなと思うとなんか新鮮な気分でした。





それにしても、自分は今文章を書くこと自体が仕事になってて、仕事をしてるっていう感覚にもなってるんですが、自分はこのライターの仕事を始める前からこのブログを書いてたわけなんですね。量も速度も今とは全然違いますが、それでもいろいろ思うところあってカタカタやってたわけです。別にお金にはなってませんでしたけど。

同じことをやってて、それがお金になれば「仕事」で、ならなければ「暇つぶし」みたいな扱いになるのはヘンな話だなと思ったわけです。特に誰かに言われたとかじゃなくて、自分の中の感覚でもそんな感じになってるのは不思議だなと。

ケチで小心者ですからお金の話になるとわりとびくびくしてることが多い自分ですが、それでもあんまりカネカネカネで物事を考えてはいないつもりだったんですが……。でも、同じようなことをやってて、それがお金になれば仕事で、ならなければただの趣味みたいな風に自分の感覚がなっていたのがちょっとした発見というか、ショックというか……。

具体的にライターの仕事で書いてる文章というのも、中にはまったくの嘘っぱち話も含まれているわけですね。あまりそういうのは書きたくはないのですが。ですが、自分が今やってるライターの仕事は一種のゴーストライターみたいなところがあるので、そういう依頼が回ってきた以上はやむを得ないところがあるわけです。

根も葉もない話でもお金になれば「仕事」で、根も葉もあるけどお金にならなければ「ただの趣味」っていうのもなんだかなぁと。



誰にとっても利益のあるホンモノはお金にならないという話です。
だから必ずしもお金だけを尺度に「仕事」をはかるのはよくないと思っていたのですが、自分の中の感覚ではまだまだ「お金になる=仕事」って図式が生きているのだなぁと。

屁理屈が多いヤツですけど、結局こういうところは俗物なんですよねェ……(・ω・`)