NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

旅行に出たはいいけれど…

年末ということで所用もあり、近場ですがプチ旅行に行ってきました。
とにかく痛感したのは、「やることない…」ということでしたw

一応旅行は好きな方だと思うんですけどねぇ…。
なんか最近、前ほど旅行というか、見知らぬ土地を歩くことに新鮮な感覚がなくなってきました。
見知らぬ景色に多少は新鮮さを感じはするのですが、「まあ結局似たようなもんだよね」という感じがして、特にやることがないのです。

あんまり観光地というものに興味がないだけに、そういう場所にはあまり食指が動きません。お金もありませんしw
すると、残ったのはその辺の散策くらいですが、肝心のコレに対する興味が下火になってしまったようです。


歳を取ったということなのかもしれませんが、「ここではないどこか」というものに対する漠然とした期待のようなものがなくなったのかもしれません。

見知らぬ土地に行った時、これまでは「ここには自分のところにはない何かがあるかもしれない!」という無意識の期待のようなものがあった気がするのですよ。
でもそれが今回、「結局ここも自分の日常の延長線上にある世界で、似たようなモンだろう」という感じに変わってました。

そりゃソコにしかないものももちろんあるでしょうけどね。
ソコでしか出会えない人ももちろんいるでしょうけどね。

でもまあ、そういうものにうまくアクセスできない自分ができる「旅行」から言うと、結局自分の近所を散策してるときと似たような感じに着地することがほとんどなのですよ。
自分の物の見方や行動力、行動パターンをアップグレードできない限り、もうこれ以上どこまで行っても、そこで見られる世界というのは「似たようなモン」に終わってしまう気がしてなりません。



今回は用事があっての旅行だったので、もちろんそのために行った意味はあった旅行でしたが、空き時間については「来たはいいけど、何すりゃいいんだ???」とずいぶん悩んでしまいました。

新鮮なワクワク感を感じられなくなって残念だった反面、これまでよりも自分の日常から目をそらさなくなったということかもしれないと思ったら、これも悪くないかもなと思います。

幸せの青い鳥は、「ここではないどこか」ではなくて、大抵の場合は「自分の日常のどこか」に潜んでいるものだと言いますからね。
どっかその辺に当たりくじが落ちてるかもという期待を抱かなくなった分、特に目的がない逃避行のような旅行や散策に魅力を感じなくなりつつあるのかもしれません。