NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

ストレスと安寧の間で

ごくごく最近に限って、時間が経つのを遅く感じてます。
もう結構前のことのように感じることが「あ、まだあれ先週のことかw」な感じです。
原因と思われるものは、最近メチャクチャ仕事してたことです。理由は単純です。お金を稼ぎたかったからです。

引きこもりくさい生活をしてるくせに、自分まだ車持ってるんですよね。外で働いてた時の名残りで。

なぜこんな話をしてるのかというと、車検があったからです。
6万飛びました。6万です。大事なことなので2回言いました。

「6万なんかいい方じゃんw」と周りには言われました。まあ確かに10万くらい飛ぶのはざらだと言いますからね。

でも底辺ギリギリなライフを送ってる自分としては6万でも大やけどですよ(´д`)




そんなわけで珍しく必死こいて仕事してたわけなんです。
そしたら毎日の密度が濃いなー、時間経つの遅いなーという感じ。


で、「オトナになるとどうして時間が経つのが早く感じるのか?」という話を思い出したわけです。

一説には、オトナになると「慣れ」が大きくなってくるからだと言われます。

オトナが一日にやってることって「慣れてること」が多いですよね。朝起きてから、夜寝るまで、家の中にあるもの、外にあるもの、起きる出来事、生きるためにやらないといけない食事といった生活習慣。どれもこれも、もう何十年もやってきたことで、今さらそれらに新鮮な驚きなんて感じようもないですね。
むしろ目をつむってでもできそうなくらいじゃないですか?

それはある程度必然的なことで、おかしいとかではないのでしょう。
むしろその「慣れ」があることによって高度なパフォーマンスも簡単に実現できます。車の運転とか、まさにですよねw

それはいいことでもあるんですが、人間ってデフォルト設定で保守的な生き物なので、不慣れな状況よりは慣れてる状況に安寧を感じやすいらしいんですね。新鮮な驚きがない毎日、目をつむってでも送れそうな毎日に安寧を感じる部分があるからこそ、次第にオトナは自分の縄張りから出なくなる。

新しいこと、未知なことに触れたがらなくなる。
そういう傾向があるみたいです。


で、「慣れていること」はほんのちょっとの負荷で高いパフォーマンスを発揮できてイイネ!な代わりに、刺激がないので「記憶に残りにくい」。

オトナは子供に比べ、この世界で生きることに慣れている。慣れているからこそ、今日一日の中で記憶に残るくらい鮮明だった出来事が少ない。
「別に覚えようとしたわけでもなく、頭に焼きついた今日の出来事」が次第に少なくなる。

するとどうなる?

(自然に思い出される今日の出来事が少ない)

(過ぎた時間を実感しにくい)

「何か最近時間経つの速いねw」

というようなお話。
うろ覚えなんで若干違うところもあるかもですがw




必死こいて仕事してると時間が経つのを遅く感じたのは、それだけその仕事のやり方に慣れていなくて、それだけいろんなことが頭に残りやすくて、その分だけ「時間を感じられた」からなのかもしれません。

車検は面倒くさかったけど、こういうことを感じられるいいきっかけにはなったのかなぁと。
6万痛かったですけど(´д`)


「オトナになると時間が経つのが速くなるのはそれだけ慣れているから」説に従うなら、慣れている自分の縄張りに引きこもっている人ほど、毎日が過ぎるのを早く感じるのかもしれませんね。

慣れているものほど安寧を感じるというのはあると思います。自分はその口ですw
で、慣れていないものに触れると居心地が悪かったり、ストレスを感じがちです。

それを嫌って安寧に引きこもるとあっという間に人生が終わったように感じてしまう。
そっちを嫌って未知の世界に常に自分を置いておくとストレスが大きくなる。

個人差はあるでしょうけど、こんな感じなんですかね?
ストレスと安寧の間を適当に行ったり来たりしていれば、それなりに毎日を実感できるものなんでしょうか?


「居心地の悪さを感じるのはチャレンジの証拠」という自己啓発系のフレーズもあわせて思い出してました。