NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

東京散歩してきた 3

ネカフェで一泊っていうのは嫌いじゃないんですが、やっぱり寝れたような寝れなかったような…という感じですねw 前夜も夜行バスの中でそういう状態だったので、眠いを通り越して歩いてたらふらつくというレベルになってましたw 
旅先だけのテンションで動いてる感じ。

ネカフェにもいろいろあって、通路スペースとかも広めにとってあって落ち着いた雰囲気のところもあれば、雑多にごちゃってる場所もあります。今回止まったのは安い場所だったんでやっぱりごちゃり系のネカフェでした。
通路は狭いわスペースも狭いわでホントどっかの穴倉にでも潜ってるような気分。
実際はビルの7Fくらいの位置でしたけどね。



夜8時に入って考えなしに9時間パックを選んだら普通に出るの朝5時ですよねw
まあもう旅行モードに入ってるときはこういうの気になりません。4月も終わりの頃だったので5時には普通にもう明るくなってましたし。

予定ではこのままアキバから南に下って東京駅、六本木の方に行く予定でしたがあまりに時間が早かったため上野に足を伸ばすことに。
アキバから上野はかなり近い印象がありましたね。たぶん15分から20分くらいで上野駅の方に着いた気がします。

上野入って思ったのは、街汚いってこと。

ゴミがそこらじゅうに落ちてるし、ゴミ袋にはカラスがたかって袋を破り散乱させ、またさらに汚くなるというカオスっぷり。
そういうもんなのかあの時間だからなのか、とにかくゴミの印象が強いです。

上野公園に行き、その後、まだシャッター通りでしかない早朝のアメ横散歩しました。
どうでもいいですけど、この辺ってこち亀で見た風景だなぁと。義理人情溢れる下町って感じで描かれてたような気がするんですよ。

で、実際歩いてみたらゴミは散らかってるし、アメ横も落書きだらけで、下町ってこういうことなのかなぁと。
まあ上品というのとは違うなとは思いましたが、夜中に一人でウロつきたいと思えるような雰囲気でもなかったです。下町っていうのはそういう雰囲気を遠回しに言うような感じなんですかね?

よくわからなかったですけど、とにかく活気はあるしエネルギッシュな場所なんだろうなと。たぶん買い物とかするんだったらこういう場所の方が庶民的でいいんでしょう。




それでその後、東京駅、銀座を通過して皇居の方まで移動したわけですが、早朝に上野を見た直後だったので「ああ、上品ってのはこういうことなのか?」と思ったり。

皇居周りだからというのもあると思うんですが、同じ東京なのにゴミが落ちてない。
落書きも目立たないし、周囲には近代的な高層ビルが立ち並び、街路樹がキレイに整列。
心なしか道行く人もこざっぱりして見えるような…?
雑多な商業ビルというよりはデパート的なものをよく見た気がします。
キレイでさっぱりしてるけど、きっと物価は高いんだろうなと。

まあこの辺にもホームレスの人はいましたけどね。
東京ではちょくちょく見かけました。


あ、狙ってなかったけど議事堂も見かけました。

普通に幹線道路の向こうに見えます。
テレビでよく見るあの角度はどこから撮ってんでしょうね?

この辺りから六本木までは本当にスーツ姿ばかりです。
ビジネスマンじゃなくて役人だったかもしれません。それもエリート系の。この辺が日本の中枢なんですね。



それから後は六本木に行こうとして西麻布に出てしまい、ひいこら言いながら六本木ヒルズまでなんとか辿り着きました。
ホリエモンが住んでたんでしたっけね。ここがねぇと思いながら。別世界すぎましたw

途中西麻布でスーパーがあったんで入ってみたら、そこはまさに富裕層御用達の場所だったっぽいです。すべてのものの値段が100円から200円くらい高いw 普段自分が行くスーパーで見る一番高い価格のが最低価格くらい。スーパーとお呼びするのも恐れ多い場所でした。

あるところにはあるんですねぇ、こういうの( 'ー`)

六本木のツタヤに入ってみたらレンタルの値段も300円くらいでしたかね?「え?これ新作の値段じゃなくて?」とドン引き。すごいですね東京…。大阪でも180円でしたよ。
ちなみにウチは特別割引デーとかも入ると最低で30円くらいでレンタルできます。

東京はそんだけ給料もいいんでしょうけど、物価が高いと意味ないですねコレ。


そういう街にある美術館でようやくウォーホル展へ。感想はまたいつか。
銀色のなんかがふわふわ浮いてる部屋があって(これもウォーホルの作品)、それがウォーホル展で唯一外の眺めが見える部屋だったんですよ。
地上五十何回から見える東京。「ハー(;゚д゚)」という感じ。
高い所好きなんでこっちの方が印象に残ってたりw 
高所恐怖症の人には拷問ですねあれは。


ウォーホル展を出たら、渋谷・原宿・池袋というルートで新宿に戻って初の東京終了でした。
渋谷辺りはやっぱ若者の街って感じなんですかね?あちらも上野に近いものを感じました。
渋谷駅のハチ公広場も行ってみました。こちらもテレビで見た109のあそこ。
スクランブル交差点人多すぎwww 田舎の祭りレベルですね本当に。普通の平日なのに。

あの光景を見た時、大阪のなんばと一緒で「あぁ、こんな世界もずっとあったのか…」と何か感慨深い気持ちになりました。
こういう世界でずっと生きてきた人とはもう会話が成立する気しないですね。
感覚とか常識とか、何もかも食い違うような気がします。
それくらい、あれは自分の感覚内に存在しない光景でしたね。

エネルギッシュで流行の最先端なのかもしれないけど、自分はあの辺に住みたいとか思いませんでしたね。なんかそんな感じでした。




という感じの東京散歩でしたw
最後に無事新宿まで戻ったときは、なんかこう、「攻略完了!」みたいな感じで達成感ありましたねw

東京って、ニューヨークとかロンドンに匹敵する世界的都市だと思うんですが、自分の国内に世界トップレベルの都市があるのってなんかすごいことだと思ってました。
東京を歩いているとき、「ここがあの東京か。世界屈指の都市の一つなのか」って思ったら今自分がそこを歩けてることが嬉しいような信じられないような不思議な感覚でした。

せっかく国内にそんな都市があるんだから、一回は行ってみて自分の目で見てみたいというのはちょっとあったので、今回はその願いが叶ってよかったですね。
第一目的だったウォーホル展、実は案外響かなかったんですけどね。
でもこれがなかったら結局ズルズルと延期して行く機会なかったと思うので後悔はしてません。
終わった今となってはウォーホル展を見に行ったというより、東京を見に行ったついでにウォーホル展も行ったみたいな感覚になってますw
楽しかったし有意義だったと思うのでまったく構いませんけどね。

世界的都市、東京を歩けて満足ですwww


余談ですが、アンディ・ウォーホルの名前をハッキリ知ったのはわりと最近で、現代ポップアーティストのなんかの本を日課の読書で読んで、そこで「キャンベルスープの絵の作者=アンディ・ウォーホル」ということを知り、「ウォーホルの展示ってどっかないのかな?→検索→東京でやってんじゃん、じゃあ行こう」という流れでした。

本を読むこと自体で何かが劇的に変わるということはないのかもしれないけど、読んだことが何か別の行動のきっかけになったりすることはあるのかなと今回の東京行きで思いました。

あの本を読み、ウォーホルの名前を知らなければ今回の旅行は間違いなくなかったわけで。タイミングが半年遅かったとしても展示終わってたでしょうしね。不思議な縁だったなと思うのです。

役に立つ立たないばかりじゃなくて、ちょっとでもいいから自分の興味あることをやりつづけるっていうのはそれ自体に意味があるのかもしれないです。