自分一人でふわっと引っ越すために。
荷物の運搬の目途がたったら、あとはそうじを中心に、「とにかく動くこと」です。
用意しときたいもの
掃除は道具が要ります。引っ越しタスク開始前までにちょっとずつ用意しとくといいです。
【必須物】
・掃除機
・ぞうきん
・バケツ
【あるといいもの】
・激落ちくん
・洗剤
・トイレ用シート
・モップ
基本として、「掃除機」と「ぞうきん・バケツ」のツートップは欲しいです。
気合と時間があればこれだけでもそうじは成りますが、気合だけではどうにもならぬ頑固な汚れもありますので、プラスα用意しときましょう。
・激落ちくん
水で軽く濡らしてこするだけで頑固な汚れが落ちるという優れもの。雑巾の水拭きじゃびくともせず、「こりゃ初めからついてたやつか・・・?」とスルーしかかった汚れもアッサリ落ちます。あぶねぇwww
その落ちっぷりから「激落ち先生」と呼びたくなるくらいです。激落ちくんの類似品のやっすいヤツでも十分代用できます。
・洗剤
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合成洗剤の「マジックリン」が有名ですが、自分は重曹せっけんというのを使いました。激落ち先生でも落ちなかった汚れはコレで落とせました。せっけんとはいえ侮れない。
洗剤使って掃除はしたいが、強すぎる洗剤を使いたくないときはこれを勧めますね。香りも爽やかです。気にならない人はマジックリン推奨。
・トイレシート
トイレ掃除の時にあるのとないのとで大違いです。案外ほこりや髪の毛がよく溜まってるんですが、そういうのはぞうきんじゃ綺麗に取りきれないので、これでサッとふき取って、汚れごと流せた方が楽かなーと思います。
・モップ
他の二つより推奨度はやや落ちますが、これがあると掃除機じゃ吸いきれない細かい汚れまできっちりいけます。あとで床を水拭きとかするのめんどいときにあると便利です。
いけるところからガンガン掃除
道具が揃ったらガンガン掃除しませう。このとき、考えすぎないのがコツ。
全部一人で引越作業する場合、「荷物の運搬(荷造り・荷運び)」と「掃除」の二つを同時進行でやっているような感覚になります。
人が暮らしていた部屋にはそれなりにモノがあります。部屋もかなり汚れてます。それらを荷造りしながら掃除もするのは、なかなかのややこしさ。
作業量が多く、作業内容も違うので、深く考えすぎると頭がパニックになり、フリーズしかかります。
効率厨の方は特にご用心。「効率よく動こう」とか思ってたら計画立てるだけで日が暮れます。
他人の手も知恵も借りずに引っ越すとき、効率厨はほどほどでやめといて、とにかく取り掛かれるところから取り掛かること。これにつきます。掃除を開始したら、掃除に集中できて作業が捗っていきます。
手が止まりそうになったら、「完璧じゃなくていいんだ。ひとまず8割くらいでいいから、一回ココを掃除しとこう(後でもう一回仕上げの掃除やってもいいや)」くらいのつもりで掃除するのがオススメ。そうすると、各所の掃除は案外一発で終わります。(体力的・時間的にきつく、あとでもう1回やろうとか思わないw)
完璧じゃなくてもいいからとにかく手をつけていかないと、3日間ですべての掃除は終わらなかったように思いますね。
終わりが見えてくるとどんどん楽に
効率厨は脇に置き、効率悪くてもいいからどんどんやっていくと、自然と片付いていくものです。
まだ荷物が残っていても、「台所」「風呂」「トイレ」の水回りの掃除がほぼ終わった状態で、「荷物を出せばもう退去できるかも?」くらいの状態に戻せただけでも、精神的にかなり楽です。
「引越が着実に終わっている感」が出てくるんですよね。
ゴールが見えてくるとやる気も出てくるし、あと何したらいいのかもドンドンわかりやすくなります。だからドンドン掃除するのがオススメ。
掃除したところがまた汚れても、よっぽどのことをしなければサッと洗うだけですぐに元に戻りますので、その辺一回終わらせとくといいです。
掃除のコツとか
一個一個の掃除は普通にやってもらえば大丈夫です。
水拭き
↓
落ちない頑固な汚れに「激落ちくん」か「洗剤」
↓
もう一回水拭き
コレで9割いけます。
掃除忘れがちなところ
・キッチンの換気扇
・排水溝周り
・窓周り
・玄関ドアとみたき
自炊派の方は、キッチンの換気扇がかなり汚れてると思います。どうかなーと思いましたが、一応掃除しときました。羽は外して水洗い、換気扇周りは洗剤と水拭きでいけました。モーター部に直接スプレーはしないように。
排水周りは、ゴミ溜め用の網を使用済み歯ブラシでごしごしするとめっちゃ楽。使用済み歯ブラシも掃除道具に使えるかなーと取っといたので流用できました。なければブラシかたわしで。
窓周りはよくカビが生えてるので軽く拭いとくといいです。さんも忘れずに。
あとは「玄関ドア」と「みたき(靴脱ぐとこ)」。
カビとよくわからない黒ずんだ汚れがついてましたが、廃棄直前の雑巾で拭くとアッサリ落ちます。
目につくところを中心に
退去費用がいくら請求されるか、心証の良し悪しも関わりますから、掃除はできるだけ丁寧にやっとこうと思ってやってました。
目につくところは完璧にしときたいですよね。
「台所や風呂の排水溝の中の網」も、荷物を出した後でパーッと部屋を見渡すとかなり見えるので、ちゃんとやっとくといいです。洗剤をかけ、歯ブラシでこするだけで見違えるように綺麗になりますよ。
あとは玄関ドアとみたき。
これをやっとくかどうかで部屋全体の印象がかなり変わったように思います。部屋に入ったとき最初に目にする場所ですし、きれいにしとくと印象いいかなーと思います。
かるく雑巾で拭いとくだけでかなり初期状態に戻りました。最初の予定ではあまり重視してなかったですが、ここ案外重要かもです。
修繕費なしだった
退去費用でしたが、最初からわかっていた部屋のクリーニング代を請求されただけで済みました。事実上の退去費用ゼロです。
そうじちゃんとやっといたのがよかったのかなーとは勝手に思ってますがねw
ひやひやしていた傷・変色
実は、退去費用として10万円近く請求されるかも?とはビクビクしてました。
フローリングの上で普通にキャスター転がしてへこましたり、妙な掃除機使ってたせいで傷入ってたりしましたし。
あと、自分は布団をじかに引いて寝てますが、1月のインフルもどきの大風邪のとき、あまりに寝汗をかいたせいで布団がしめり、その部分の床が一部変色しちゃってたんですよね・・・(たぶんカビ)
傷はどうにもならないし、変色は激落ちくんでこすってもまったく変化なしだし、こりゃもう仕方ないかなーと諦め気味でした。まあ100%自分のミスではありましたし。
不動産の人にも「10万円以上いく例もあります」と言われてたので覚悟してましたが、なんかお咎めなしでした。ちゃんとしたフローリングっぽくなかったので、もしかしたら全部張り替えてるのかもしれません。
退去する日のために手を打っとくといい
ミニマムに引っ越しても退去費用で10万円もかかってちゃ意味ないわけで、修繕費とか普通にノーサンキューですよね。今回は運が良かっただけだと思ってます。
退去する日にひやひやしなくてもいいために、キャスターとか机の下にはクッションしきましょう。わざわざ専用のものとか買わなくても、今回用意した「段ボール」とかを荷解き後、今度はクッションとして活用すればいいだけです。使い道いろいろですw
布団を直に敷いてる場合、毎日必ず畳んで換気しときたいですが、問題は風邪ひいたときなんですよねぇ・・・。布団の下にはさらにマットしくか、もしくはブルーシート敷いとけばちょっとは違うかなぁと思いますが、どうでしょうね。
ゼロゼロ物件とかに入ると、初期費用が掛からない代わり、退去費用をアホみたいに請求されるという事案もあるようです。こういう点でもゼロゼロ物件は要警戒。
最後にもう一波乱あるかなーと覚悟してましたが、この点は良心的な物件でした。
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旧居からの撤収はこんな感じでした。
もっと広い家を一人で掃除した経験があったので、やってみりゃかなり楽ではありました。手を止まらせないようにすることが肝心だったと今は思います。
心配していた修繕費も何とか不問で片付いたのでよかったです。普段から退去する日を見越して生活すること、そして退去前になったら少しでも心証を良くするために必死で掃除することが肝心ですね。
普段からひそやかに暮らしている人なら、だいたいのことは一人でもいけるみたいです。