最近、人類は衰退しましたというアニメを見たんです。
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ブラックジョークネタが光るアニメでしたが、その中に、ゾンビゲーム『バイオハザード』の日記ネタのパロディがあり、これまた腹かかえて笑ったんですが。
そのときにふと、「あ、自分が日記書き始めたきっかけってこれだったわw」って思い出して微妙にしんみりするなど。
「バイオハザード」て、ミステリー要素があるゲームだと自分は思ってます。特に1と2あたり。
「は? なんでゾンビいんの???」
みたいな戸惑いを、ゾンビから逃げ回りながらプレイヤー目線で一緒に楽しむゲームというか。ただゾンビを撃ちまくるだけのシューティングとは違う魅力があります。
で、ゲーム中、ミステリー要素を高めてくれるのが、作中に出てくる「資料」。
現場に残されたFAXだったり、メモだったり、秘密の資料だったり。
そして「誰かの日記」だったり。
ハンドガン片手に逃げ回りながら、これら資料を集めることで「なぜこの状況に至ったのか」という経緯が、じわじわ明らかになるのがおもしろいなと。
バイオの中で有名な日記と言えば1の「飼育員の日記」で、「かゆうま」という有名な言葉を残しましたねw 冒頭アニメのパロディもこのネタのパロディでした。
で、自分の中でこの「かゆうま」とちょっとごっちゃになってたんですが、自分が日記書き始めるきっかけになったくらい印象に残ってるのは、2の日記でした。(初めてやったバイオってそういや2だった)
警察官か誰かの日記で、
・チェスが好きな同僚と仲良くなる
↓
・たまにチェスやるようになる
↓
・ある日、その同僚が具合悪そう(同僚、実はゾンビウイルスに感染)
↓
・そういえば俺もなんか具合悪いわ(日記書いてる本人もゾンビウイルス感染)
みたいな内容の日記が登場したと思うんですよ。もうかなりうろ覚えですけど。
これを初めてみた時に、「日記おもしれぇな!!!!」と、すごい思ったんですよね。
日記って、リアルタイムの出来事が正直に書かれてるので、後から見た時に重大な出来事がさらりと登場してたりして、なんかおもしろい。
もったいぶった感じもなく、ヘンな脚色もされてなく、「後から見た時の重大なソレ」が、今日の天気と同じノリで書かれてたりする。
それを書いてる本人はそれが重大な出来事だと思ってないし、あくまで日記だから、ヘンな考察とかもなく、その出来事の簡単なあらましと、それに対する自分の感想がサラッと書かれてるだけなのが、またいいなと。
後から見たら重大だったけど、その当時は普通にスルーされてたってギャップがおもしろんです。
もちろん、日記に書かれてる出来事が本当にあったのか、信用は難しいとは思います。
日記って、主観と客観が混ざってるカオスな文章だと思いますから。
感想は100%と主観だし、出来事のあらましも、本人目線で印象に残ったことだから、どこまで客観性があるのかは怪しいですからね。
が、それがまたいいなと。
主観が入った文章のせいで、その当時の出来事は少しぼやけてしまうけど、なんかそれが逆におもしろいなと。
まず間違いなくあった出来事が、誰かの日記越しに、ぼんやりと見え隠れする感覚がおもしろいとw
「見えそうで見えないw」みたいなw
「ハッキリ見えないけど、こんな感じのことが当時あったんだろうな」みたいな手探り感が、なんか肌に合ったんですよw
当時はもっと漠然とした感覚でしたが、それでもゾンビゲームをプレイして、日記の魅力に感動するという謎の体験をした自分は、その頃からリアル日記をぽちぽちと書き始めたわけです。確か大学2年か3年の頃だったと思います。
自分が死んで何十年も経って、時代も変わって、1900年代末期から2000年代初めの頃のリアルがわからなくなった辺りの時代で、この日記が誰かに読まれて「へー、この時代の人間はこんなことやってたのか」って思われたら・・・なんかおもしろいなって思って、書き始めた気がします。
で、リアル日記を書く習慣があったから、たぶんこのブログも書き始めたわけですし、このブログで一応アフィの売り上げも少しは手に入りましたし・・・なんかバイオのプレイ体験を原点に、微妙に話広がったなとw
ささいなきっかけがどう転ぶか、わからないものだなーと思いました。
すっかり忘れてた日記の原点を、たまたま見たアニメで思い出すというのも含めて。