自分はどうやら静かな土地が好きな奴だったっぽいと、この一年でよくわかりました。
壁が極薄のアパートと、うるさい隣人二連発のおかげでよくわかりました。
そして考えてみたら、前に住んでた土地ってめっっっちゃ静かな土地だったんですよね。
当時のエントリ見て笑いました。「昼間でも何の物音もしなくて逆に何事!?」みたいなことを書いてましたw
前の土地は県内でも僻地扱いされる土地だったもので、とにかく静かでした。
もう空気が違うんです。
今住んでる場所も十分田舎ですが、最近前の土地に足を伸ばしてみると、やっぱり空気が違います。すごくゆったり時間が流れてる感じ。
この土地に入った途端、10年ほどタイムスリップでもしたように感じるほど、街全体が静かです。
なんなんでしょうね、あれ。
静かな環境が好きな自分にとって、前に住んでた土地って何気に自分好みストライクの場所だったんだなって、離れてみて気づきました。
柔らかい霧に包まれて時間が止まってるような感じがして(中二的感覚)、なんかすごく落ち着きました。
引っ越し先をまだ迷ってた時、前に住んでた土地に戻るのもいいかもなって正直思ってました。田舎で静かだし、高速バス使えば何気に都会部へのアクセスも悪くないし、スーパーは不思議なほど充実してるので日々の生活には困らないし。
一番の決め手は、やっぱり空気でしたかね。
自分みたいなぼけーっとしてる人間は、街全体が寝ぼけてるような田舎が向いてるのかもしれないです。コンビニもないようなガチ田舎はたぶん無理ですけど。
ネットとスーパーがあればとりあえず生活はできます。話し相手がいなくて死ぬかもしれないですけど、寂しくなったら高速バスで街に出ればいいんだし、何気に前の土地って穴場だったなって思います。
自分好みの土地にいると気付かずにふっと離れてしまったけど、ああいう時間が止まったような田舎で、それでいて街中と変わらないスーパーとかはちゃんと揃ってる絶妙なバランス。
ああいう土地でもう一回隠れ住むように暮らしてみたい欲が、、、、
ま、バカンス気分で戻るならともかく、ガチの生活拠点をあっちに移してしまうと、話し相手がいなくて発狂すると思ったんでやめたんですけどねwww
ただ、静かは静かですけど、やっぱりヤンキーとかもちゃんといるのすごいなって思いました。こんな田舎にもちゃんといるんだ!みたいな。
高校中退したようなのとかが二人、昼間にニケツで同じところずーっと改造バイクでぐるぐる回ってたり、改造原付で夜中に集団でバイクで走り回ってるのとか、ちゃんといて笑う。
今の土地に比べると頻度は低いですけどね。
暴走しててもUSHIとBUTAとNIWATORIしか見てない土地でもああいうのいるんだなって知って、ああ、こりゃもうどこにいってもこの手のはいるんだなって納得がいきました。
っていう感じで、実際に住んでみたらそんなに「のどかな田舎でハッピーライフ!」みたいなことばかりじゃないです。こういう現実も知ってるからこそ、あまり美化はできぬというところでw
自分は静かなのが好きなので総じて好きでしたけど、あの静けさが逆に不気味で落ち着かないって人もいると思います。
きっかけがないとなかなかああいう土地で暮らす機会はないのかなって思うと、ホント前の二年は貴重だったなと、しみじみ思ってしまいます。