NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

ヒッキーワークも半年を過ぎて

自分はコミュ障気味なところがあるので、どちらかというと人間関係に距離を置きたがるタイプで、学生時代&社会人駆け出し自体はよくそうしていましたし、プライベートでもそんな感じだったわけです。そして最近、在宅の仕事のおかげで、付き合いでやる割合の多い人間関係を大幅カットできているわけなのですが。

半年ほど経ってみた結果を言うと、意外とガチな引きこもりってしんどいと感じることがちょくちょくあります。自分の作業スタイルやペースの関係もあるのですが、案件に集中して取り組んでいると、ひどいときは3日以上外に出ないこともあったんです。元の人間性がこんな感じなもので、平日に友人からメールなり電話なりが来るということもなく、ただひたすらに家の中だけで完結する日々を淡々と過ごしていると、なんかヘンな感じになることがありました。まるで自分の家の中だけが世界のすべてになってしまうような、そんな妙な錯覚って感じでしょうか。何日かぶりに、ほんのちょっとでも外に出ると「アッ、そうだよね。自分が勝手に引きこもってただけで、世界はもっと広いんだよね」ってようやく思い出す感じです。

それが気にならないかといえば、たまに気になることもあるし、無性に外に出たくなることもあります。ニートの頃も基本引きこもり傾向でしたが、特に何かしてたわけじゃないので、外に出ようと思えばいつでも出られましたし、実際どうでもいい小さな用事のためにちょこちょこ外には出てましたからね。そういう部分で、けっこう息抜きにはなってたっぽいです。今は一応、ここまでは仕上げないといけないって一線ができてきて、そのプレッシャーとかストレスというものも少しはあるので、それも合わさって余計にヘンな感覚になることもあるのです。



自分は引きこもり属性が強めですが、完全な引きこもり耐性はなさそうです。無職の才能もなかったのは既に判明済みで、そしてどうやら、自分には孤独耐性というのも完全にはなさそうです。まあ孤独嗜好はかなり強いんですけどね。一人行動余裕ですしw

でもどうやら、一人引きこもって孤独に過ごすのも、ある一線を越えるとどうも心のバランスを崩しそうな予感がしました。半年ほどやってこられたのはひとえにシェアハウスに住んでいて、同居人がたびたび自分に構ってくれるからというのが大きいです。もしこれ一人暮らしだったとしたら、もしかするとニートの頃と同じように精神をやられてたかもと思わなくもありません。(ただ、自分はシェアハウスという形態に適合したとは言いがたいです。同居人が適度に家にいて自分に構ってくれ、適度に家を空けてて自分が一人になるという絶妙なバランスが成り立っているのも大きいです)

世の中から隔離されたような感覚が心地良いと感じるときも確かにあるので、こういうライフスタイルが自分にプラス気味なのかマイナス気味なのか、自分でもちょっとよくわかってないんですが。それでも社会から置いていかれているように感じられて妙な焦りを感じるときもあって、そんなときに同居人に構ってもらえると首の皮一枚で世の中とつながってる感じがして、ちょっと救われるように思えるときもあるのです。



これまで自分は人間関係とか基本的に嫌ってきたタイプで、特に社会人になってからの職場の人間関係とか「いや、そういうのいいから」って思ってた口ですけど、そういう職場の人間関係とか、ちょっとした雑談とかに助けられてきた部分ってきっとあったのだなと今は思います。自分が思ってるほど自分は一匹狼的生き方ができるほど器用でも強くもないし、自分が思ってるほど孤独な人生に耐えられるわけでもなさそうです。自分が必要ないと思ってきた人間関係を本当にばっさりカットできてしまうと、何かそんな感じになりました。

まあそれでも自分が人付き合いにそんな熱血なノリではないのは違いないですから、自分から人脈をどんどん増やしていこうとかまったく思ってませんけど。全然ノリとか方向性とかが噛み合わない人たちと無理してまで付き合っていこうとかも思ってません。

ですが、今でも付き合いが続いている数少ない友人達や、自分の近くにいる人達のことはできるだけ大切にしていこうと思うようになってきました。これから出会う人達のことも、常に嫌々仕方なく付き合うという感じじゃなくて、できる限り大切にできればと思ってます。