有名な幕末志士の死亡理由として疑われる症状がそれぞれ書かれてます。
カルテみたいな感じで、それぞれの志士ごとに身体的特徴を始めとしたプロフィールが書かれてます。
その志士の簡単な生い立ちや生涯にも紙幅が取られてる感じです。
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「どうやって調べたんだろうw」という気もしますが、歴史の教科書には載っていない志士たちの一面にスポットが当たってておもしろかったです。
たとえば木戸孝允(桂小五郎)といえば、幕末から明治初期の激動期を駆け抜けた主要人物の一人ですが、もっぱら政治や社会情勢の中で果たした役割について語られることが多いと思います。
一人の人間としての肉体的スペックに焦点が当てられている本書を見てみると、晩年は体を壊しがちで思うような活躍ができないことが多かったということが書かれてます。
ちょっとウロ覚えなんですが、慢性的な下痢で苦しんだ、みたいなことも書かれてましたかね?
自分も慢性下痢でちょっと苦労したんで、微妙に共感しましたw
他のだと坂本竜馬は発達障害の気があったとかいうのが印象に残ってますね。
他にソラで思い出せるものがあんまりないんですが、誰々はストレス性の○○だとか、歴史の教科書では語られない偉人たちの人間臭い属性が次々に書かれていて、なんだか幕末志士たちが身近に感じられる一冊でした。
あと、幕末志士の身長を見てみると意外にも小柄な人もいて驚きます。
100年以上前の話なんですから今の基準とは違うでしょうけど。
たとえば高杉晋作は身長150センチ台と書かれてましたね。意外です。
全体的に小柄な人も多かったであろう当時の社会で、身長180センチ台だった坂本竜馬って「マジで大柄な人」って感じだったんでしょうね。
今の世の中で言ったら身長2メートルくらいの感覚でしょうか?
こういうデータがわかるってのがすごいですね。
どうやって調べたか知りませんけどw
- 作者: 幕末☆保健委員会,酒井シズ
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: 単行本
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