NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

失敗したから沁みる言葉

なんか最近、いろいろ頑張ったけど「なんか、あんまり状況変わってなくねぇ?」な感じがして非常に残念な感じがしてます。

あんまり認めたくないけど、こりゃかなり派手に失敗したなー・・・と、認めざるをえない感じ。

ちょっと前からすでにうつっぽかったけど、この事実がうつっぽさを加速してる感じがしてました。



そんな折、ちきりんさんのエントリを読んだわけです。

d.hatena.ne.jp


まあ、実はそれほどちゃんと読んでないんですが、エントリ中にあるイラストのインパクトがデカかったのです。
「失敗したら学びを得て、その学びを踏まえてまたチャレンジすれば、成功する」というイラストですね。

これいいなーと。
「ああ、そうだよな」と。


エントリの一番最後に紹介されている、堀江さんのスピーチ動画もよかったです。
最後の爆発映像集のあと、「失敗してもまた作り直せばいいんですよ」という言葉は、非常に心に残りました。


どちらもシンプルなメッセージながら、失敗した後の打ちひしがれた状態には、非常に沁み入るメッセージでした。

失敗したからこそ沁みる

「失敗は成功の元」なんて言葉はもちろん知っていますし、元自己啓発チャレンジャーの自分としては「失敗してもくじけるな!」系のメッセージなんて食傷になるくらい目にしてきました。

その割には、いざ手痛い失敗をすると、うつ一直線だったのが非常に残念なところw


結局、理屈止まりで、本当には体の中には入っていなかったのだと思います。



自分は、自分が受け取れるメッセージというのは、自分のレベルや経験に応じたものだけだと思うようになってます。

レベル1の人が、レベル10のメッセージを目にしても、読み取れるのはレベル1相応の内容だけなんじゃないかと。
各上や質が違うメッセージって、自分的にはわかったつもりでもわかってないし、ほとぼりが冷めたらそんなメッセージを目にしたこと自体、キレイさっぱり忘れているというかw

「失敗は成功の元」系のメッセージも同じことで、失敗する前からそんなメッセージを山ほど見ても、怪我する前から包帯巻いてるようなもんで、意味合いは薄いのかなぁと。(知っておいて損はないと思いますけど)



これまで散々目にしてきた「失敗は成功の元」系のメッセージを、これまでとは違ったスタンスで受け取ることができたのは、「手痛い失敗」という自分の体感がともなった後だったからなのかもしれません。





余談ですけど、かなり詳しく書かれたハウツー本やバラし本にも、自分は似たようなものを感じます。

「こんなことまで書いちゃっていいの!?」的な本ってたまにあるじゃないですか。職業人が書く、仕事のコツ的な。

ああいうのも、かなり詳しく書いても、それを読んだだけで理解でき、マネできるのは自分と肩を並べられるくらいの実力者のみで、その他の人はそもそも書いてあることを理解することからしてそうできないから、そんなに問題ないのかなぁと、自分はたまに思います。

詳しく書いてあればあるほど「マネできるもんならやってみな?」的な、著者の方の自信を感じるんですよね。ひねくれた意見かもしれませんけど。


文字にしてみるとずいぶんアッサリして見えて、その重要性については同種の苦労をした人でないとなかなか気づけないし、機械的にマネしようにもやっぱり理解が及んでないから、明後日の方向に飛んでいっちゃう気がするんですよね。

諦めずに噛みつき続ければ、いつかは真意を悟ることができるでしょうが、ハッキリした理解もないまま、そこまでモチベーションが維持できるかどうか・・・。

シンプルなメッセージのインパクトはすごい

そして今回の「失敗は成功の元」メッセージは、主にイラストなのが自分的に新しかったです。

「失敗は成功の元だぞおおおおおおお!!!!!」的なテキストなら、自分はもう食中毒並に食してきた人間なので、「あー、はいはい」みたいに流した気がします。

もうその手のテキストメッセージは読み飽きてるので、自ら読もうという気があまりないわけです。



そこにきて、あのイラストです。
してやられた感はなく、むしろシンプルなイラスト一枚にメッセージを表現してくれて、ありがたいなと。

白状すると、エントリのテキスト部分はあまり印象に残っていません。あのイラストだけが頭に焼きつきました。

あれだけで、手痛い失敗を経験した今の自分には、何かが伝わってくる感じがしました。


もしあのエントリがイラストなしのテキストオンリーだったとしたら、メッセージの内容自体は一緒でもたぶん拾えなかったと思います。最近、打ちひしがれてうつっぽかったですしねw



堀江さんのメッセージも、動画という形だったからよかったですし、爆発の映像集つきで、堀江さんの切なそうなコメント付きだったから、ものすごく心に沁みた気がします。
これもまた、テキストに直されたら、たぶん同じ形では受け取れなかった気がします。



「テキスト」という表現方法がいかに原始的か、痛感しますね。
自分はテキストメインの人間なので、ゲンナリするところです。簡単にでも絵が描ける人は、わりと羨ましいと思ってますw


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今回のメッセージが根本的に自分の物の見方を変えるかどうかはわかりませんが、とりあえずちょっと元気でたなという感じでした。

「失敗してもまたやり直せばいいよな」と、生まれて初めて素直に思えた気がします。