自分はコミュ障なので、誰かに何かを教わるのも、教えるのも苦手なのですが、それだと苦労することも多かったり。
なので恒例、本を読んでみたりです。
教わる技術
バイトとかしてるとき、「ちゃんと教えてくれない」みたいに感じることが多かったんです。で、そのとき「周りがテキトー」みたいに思ってやる気なくしたりしてたところ、読んだのがこの本。
だいぶ前に読んだんですが、この度久々にもう一度読みました。
当時の自分に目鱗だったのは、「なぜ仕事を教えてもらえないのかを考えろ」という発想でした。
自分が仕事を教えてもらえないのは、自分が周りの人達から
・「教えたくない」
・「教えてもムダだ」
と思われてるからかもよ?と、序盤で書かれてます。
当時の自分「あっ・・・(察し)」
当時の自分は学生気分が抜けてなくて、職場に雇われりゃそれだけで面倒見てもらえるもんと、どっかで思ってたんですね。あと几帳面すぎて、「新人に仕事教えるのも仕事だろ」的な思い込みも(何様
あれこれ教えて欲しけりゃ「コイツになら教えてもいい」「教えれば得になる」と、周りの人たちに思ってもらう必要ありで、そっからもう仕事は始まってんだなーと。
学生気分が少し抜け、「教えてもらえないのが普通」というスタンスになった、自分的にメモリアルな一冊です。
「自己流でうまくいかない人のための」って本の前半タイトルは、当時の自分にはピッタリでしたね。まぁ今もかな。
この本に書かれてる具体的な「人に教えてもらえる立ち回り」ですが、これは筆者の経験則的な向きが強い印象で、自己啓発っぽいふわっと感がなくもないです。ヒントになるメッセージだとは思いますけどね。
要は「教えてほしけりゃ、相手が『教えたい』と思うような振る舞いを自分が取れ」ってことを伝える一冊だと自分は思ってます。
具体的な振る舞いに正解はないと思いますが、この視点はコミュ障の自分に必要だったと思います。
教える技術
今回初めて読みました。教えるのって教わる以上に苦手なんですよね・・・。マンガで読みやすかったです。
何かを教えるとは、「行動を変えること」と。
行動を変えれば結果が変わるのだから、望ましい結果を得られる行動を逆算し、その行動を他人も取れるように指導するのがポイントとのこと。「望ましい結果を得られる行動をマニュアル化する」的な印象でした。
かつての上司がまさにこれをやっていたので、経験則的にも納得の内容でしたね。
こういうの、「行動科学マネジメント」というらしいです。
・その行動をするのはなぜか?
・特定の行動をさせるにはどうしたらいいか?
を解明する視点だと。
コミュ障は他人の気持ちに疎いので、行動と結果に注目した理屈で攻めるのが上策と思います。
印象に残ったのは、「望ましい結果につながる行動をマニュアル化」し、「今できている部分とできていない部分」を調べ、「できていない部分を修正する方針を、具体的に指摘する」という流れ。
「根性」「気合」「やる気」が入る余地ナシのがいいっすねw
ま、自分が誰かに何かを積極的に教えることはないですけどね。
そういうのを避けるように立ち回ってるので。
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二冊通して、「他人に何かを教えるってのは面倒なタスクだ」という感想です。
教師や講師がアレコレ教えてくれるのは、あの人たちはそれ自体が「商売だから」なんですよね。だからこそ、「教え好き」「面倒見がいい」人たちがなってることが多いって事情もありそうです。
教師や講師でない人が、自分の仕事の片手間に何かを教えるって、実はかなりムリゲーなんじゃ?と、コミュ障の自分などは思ってしまうのですけど、普通の人達的には違うんですかね?
一応こういう本を読んだりしましたが、教わるのも教えるのも面倒なので、自分で勉強しつつ試行錯誤した方が何かと楽だと自分は思ってますね。まぁコミュ障だからというのも大きいんですが。