図書館にあったので早速借りてみました。
ていうかジャケットが可愛いw
1巻と2巻を借りてみたところ、並べてみるとこんな感じ
これは……ジャケ買いに走る人が出てきてもおかしくないレベルな気がしますね。
――――――
今読んだのは1巻までです。
ネット上でよく書かれてる通り、ジブリ作品とは骨格部分を同じにしてるだけの別の作品って印象が強かったです。
というか、ジブリ作品が原作をだいぶアレンジしてアニメにしたという方が正確なんでしょうね。
作風は童話です。
小学生から読める感じ。高学年ならたぶん大丈夫。大人が読むと、「あ、今童話読んでるわ…」って感じがします。
童話と知らずに読み始めるとチョイス間違ったか…とちょっと不安な気持ちになるような、それくらいの童話力してます。
文章が柔らかく、お話の起承転結があえて薄味にしてある感じ。
大人向けの読み物を期待して読むと肩透かしを食らうかもですが、自分からしたら十分楽しめる作品でした。普段日常アニメとか見てる人は大丈夫かもなとw
最近の萌え系日常アニメとはまた違った、すごく平和な感じがします。
読んでて、なんかハリーポッターを読んでるときと同じ感覚がしたので、ああいうのが平気な人なら読めると思いますー。
――――――
ジブリアニメの魔女宅と違う点
・キキがもうちょっと等身大の女の子な感じ
・ストーリー
・トンボさんが完全モブw
アニメ版のキキってもうちょっと垢抜けたらオロナミンCのCMできそうなくらい前向きな子って感じじゃないですか。
そして朗らかに突っ走る、いかにもなジブリヒロインって感じの。
あんな感じとはちょっと違います。
アニメ版に比べるともうちょっとおとなしめの子って印象が強く、年頃の子特有の気難しさも人並みに持ってる様子。アニメ版よりもっと等身大…って感じですかね?
主人公のキャラがちょっと違うので最初は意外な感じしますが、じきに慣れましたw
こっちもいいなと思いますよ。
そしてストーリーはアニメ版とかなり違います。
こちらはもっと薄味のストーリーの短編集です。アニメで有名な「ニシンとかぼちゃのパイ」とか影も形もなかったですw
こっちはこっちでおもしろいですけどね。
「キキ、お正月を運ぶ」が個人的に好きでしたw
こっちの魔女宅は無茶振りエピソードもちょいちょいあり、キキがどうするのか、年甲斐もなく夢中で読んでしまいました。
解決方法もけっこう無茶な感じで、「童話っぽいなー」とほわ〜っとしますw
アニメ版では主要キャラの一人のトンボさんもこちらでは完全にモブですw(まだ1巻しか読んでませんが…)
しかも初登場時はけっこうひねくれた登場の仕方をしてくれます。
アニメ版でずいぶん爽やかにしてもらったなーという印象がwww
いろいろ変わってますね。
でもこっちも好きだなーと思いました。
1巻は200Pくらいだし、一つ一つはショートストーリーなのでかなり気軽に読めます。
気に入ったら全6巻まであるし、楽しめる作品だと思います。
- 作者: 角野栄子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (21件) を見る