NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

夢と現実の狭間で

本当は引っ越す予定はなかったけど、いろいろあって引っ越しに決定。
また?って気もしますが、まあこれも自己責任ですし、いい勉強になったと思っておきます。

こんなおんぼろアパートにヒッキーしてライター(笑)を続けた一年。
それでもいろんなことがありました。いざ離れるとなると微妙にしんみりするのがなんとも。ここにきてまだ一年経っていないことを意外に感じるので、案外濃い毎日を過ごしていたのかなという気もします。





事情はどうあれ引っ越すことは確定しました。
良くも悪くも人とのつながりが薄く、そして仕事も場所を選ばない自分は、どこにでもいけます。無線でネットにつながる場所でさえあれば。

もう若くないけど、肉体的な意味では全然若いです。どこでも余裕で暮らせる歳ではあります。

ヒッキーコミュ層のくせに放浪願望をこじらせている自分にとって、引っ越しはチャンスなのです。行ったことのない街に行ってみたい、通り過ぎるだけだった街で暮らしてみたい、といった夢が蠢きだします。


自分もずっと今の仕事を続けられるとは思っていません。
体力・気力的に、知らない街に飛び込める、飛び込みたいと思える時期は、あとそんなに長くないかもしれないとも思っています。

これは世間的には若いと言われない年齢になって、強く意識するようになったことです。

そう思うと、余計に「今がチャンス!」という気がしてなりません。


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壁が薄く、立地もそんなによくなく、隣人の質も問題アリなアパートで苦しんでいる今の現状について、自分は一体何をやってるのかなとバカらしくなります。

せっかくどこにでもいける状態なのに、なんでわざわざ自分から鎖につながれるマネをするのかなと。


家具や家電も最低限のものは揃えました。
そのおかげで快適に暮らすことができた反面、フットワークがずいぶん落ちてしまったようにも感じます。



こんなことなら、本当に最低限のものだけもって、本当に旅するように暮らした方が全然いいんじゃないかと。体力的にも仕事的にも、生涯で今しかできないことなんじゃないかと。

体力的にも年を感じざるを得なくなってから「やっぱりああしておけばよかった」と後悔するより、今が行動のときなんじゃないかと。

守りに入るにはまだ早すぎる、と柄にもなく思うわけです。



けど自分はコミュ障で、「さっき会ったばかりの人と仲良くなって、何日か泊めてもらう」みたいなのはまず無理です。泊めてもらうどころか、挨拶すらロクにできないです。

そんな自分が旅するように暮らすにはどうしたらいいのか。

車を家代わりに使って、全国各地を旅しながら仕事をする。
マンスリー契約の賃貸を渡り歩く
短期契約可能なシェアハウスを渡り歩く

みたいなのを思いましたが、「これだ!」という名案は思い付かないです。


シェアハウスが一番現実的かもしれませんね。うーん…。


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ま、そういう「旅する暮らし」が夢としたら、「近所の別アパートに引っ越す」が現実です。現状、7〜8割方はこっちになるかなと思っています。

すでにアパート探しを開始しており、明日もまた不動産に行きます。


夢もいいけど現実も大事です。
今住んでいるこのアパートでの暮らしでもそれなりに思い出深いこともあったわけで、「夢を叶えて充実した人生を!」みたいなのにだけ価値があるとも思いません。

これを果たさねば俺は死ねない!ぐらいに情熱を傾けられる夢なら別でしょうけどね。自分の放浪願望がそこまでのものかは、ちょっとわからないです。



こっちが一番現実的なルートであり、一大決心とかをしない限りこっちの予定が現実となりそうです。
現在もいろいろやらないといけないタスクがあるわけで、さすがに夢見がちなことを一日中は言っていられません。

一応、近所に引っ越すことを予定の中心にしており、そのつもりで動いています。周囲にもそう伝えています。



ただ、せっかくのチャンスです。
災い転じて福となすという諺もあります。

連続して問題児が隣に来たからこその拠点替えであり、これをきっかけに新しいライフスタイルに入れないかなという想いは、どこかにあります。

一人でアパート借りて暮らすのはどんな感じか。
自分は学生時代も社員時代もやってますし、今年一年でも経験済みですから、自分の人生観が引っ繰り返るほどのカルチャーショックを受けるようなことはもうないでしょう。

なんとなく、次のアパートを契約した後のことは想像がつきます。
それはいいことでもあり、退屈なことでもあります。



次のアパートに入れば、さすがにもう「また引っ越し…」みたいなことにはなりたくないので、放浪願望を叶える機会は遠のく気がします。年齢的にもさらに年をとります。

これが最後のチャンスかも…という想いがあるので、悩まずにはいられません。


仮に放浪暮らしはやめるにしても、引っ越し先を近所からまた別の新天地にするという案もあり、悩みはつきそうにないですw



近所のアパートに引っ越す案以外、どこか現実味がないような気もするのですが、「切羽詰った事情や、どうしても叶えたいという情熱があれば、突拍子もないことでもできてしまう」ということは過去の経験から知っています。

本当にやる気なら、たぶん放浪暮らしも一年くらいならできます。
貯金を若干削るというダサいことになりそうですが、それが夢だというなら変えられないでしょう。

新天地に根をおろすのも一緒です。
本当にやる気があればたぶんできます。


ウダウダ悩んでいられる幸せな時間は、たぶんあと半月くらいかなと思うのですが、自分の情熱や本音が試される時期になりそうだなと思ってます。