NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

SAO劇場版を見てきたので感想(ネタバレあり)

sao-movie.net



あまり注目してなかったんですが、評判が良かったので見てきました。ありがちなTVシリーズの総集編ではなく、完全新作です。

テレビの本編終了後の世界で新たに起こるストーリーで、本編その後のキリト達を楽しめます。普通にのめり込んだしもう1回みたいw

本編を楽しめた人なら普通に楽しめるんじゃないですかね?

↓TVシリーズ

見てる最中に感じてた事とか頭の中で渦巻いてるんでここで吐き出しますw

ネタバレはあまり気にしないので、前情報知りたくない方はご注意を。


あらすじ

本編終了後、現実拡張型(AR)のデバイスが普及し、フルダイブ型(VR)のデバイスがちょっと廃れ始めてるところからスタート。

ARとは、要は自分にだけ見える仮想のスマホ。デバイスをオンにすれば、自分の視界の中だけに仮想画面が現れ、それをタッチしてアレコレできるとか。(要はアクセルワールドのアレ)


このARデバイスの中でのバトルゲームも登場しており、それが今回の主戦場。仮想世界にダイブするのではなく、あくまで現実世界の上に重ねて、現実の体を使って行うあるゲームに、SAOのボスが登場。

そのボスには大きなポイントボーナスがある上に攻略パターンは変わっておらず、SAOサバイバー達は喜んでそれを攻略していくが・・・?

そしてアクセルワールドへな世界感で胸が熱い

SAO原作者のもう1つの人気シリーズが「アクセルワールド」で、確かこっちの方がSAOよりも世界観が未来なんですよね。

そっちはもうARデバイスがもっと小型化されてて、みんなコレを首に装着するのが当然の世界観の話で。


今回SAOに出てきたデバイスや、それを操作してるキャラたちの姿はまさにアクセルワールド

アクセルワールドの方にも、SAO本編のナーブギアが昔のデバイス資料としてちらっと登場してましたが、ああこうやってつながっていくのねーという感じで、胸熱でしたw

ちょうど今年の正月にアクセルワールドをみたばかりだったので、余計にそんな感じ。2つの人気シリーズが微妙につながる感じで、その展開がファンにはたまらんかも。

ARゲームで最強主人公が弱体化する設定は妙にリアル

SAOはこれまでずっとVRゲームの話でしたけど、今回はAR。あくまで自分の体を使ってやるゲームだから、キリトさん弱体化www

VRなら最強プレイヤーもARだとこんなもんですよって姿は、やっぱりアクセルワールドを彷彿とさせるなーと。


VRかARかでそもそも強キャラの条件が変わるのはおもしろいなと。VRだとシステムの理解とゲームの中でレベル上げ。ARだと現実の自分の筋力や体力、運動神経なんですよね。

リア充に向いてるのはAR、来世に期待組に向いてるのはVRってところでw 本編最強主人公がそもそも別システムのゲームに行くと弱体化するのは、妙にリアルで個人的にはよかったです。その諸行無常感がね。


これ、マンネリ感を出さないのにも役立ってたと思ふ。結局ゲームの中の話で、その中でアレコレがあって~ってストーリーだけど、土俵がVRからARに変わってるから微妙に新鮮味があったんですよね。またかって感はあまりなかったですよ。



ま、結局後半には無双するけどなwwww


まあこれはね、俺つえーはSAOのお約束なのでw 後半は敵も味方も「ありえねぇだろw」ってはずの動きをARでかましてましたが、個人的にはあまり気にならなかったです。さすキリ!さすキリ!


やっぱり悪用されるデバイス。ARだとそうなるよねーって

新しいデバイスで起こる新しいゲームを戦場に、やっぱり物語を作るにはそれを悪用する敵がいないと話が始まらんわけでw

まあこりゃお約束ですはという感じでしたが、その悪用の方法がね、ああ、VRだとああだったけど、ARだとそうなるよねーって感じで。

VRと違って強キャラの条件がアレなんだから、そういう人がその気になれば、そういうことになるでしょうと。


でも逆にコッチもVRと違うアドバンテージがあるんだから、風○火山の皆さんは普通に警察へ行きましょう(真顔


それにしても、もちろんフィクションの話だけど、どんなにデバイスの特徴が変わっても、それを悪用する気ならどんな方法だってできるなーという諦観めいた感想もありました。

本当にこれから来そうな世界観に引き込まれる

今回の世界観はファンタジー要素も強かったとは思います。いくらARゲームっつっても、要はその辺の街角で20~30人がいきなりチャンバラごっこやってるもんなんだから、いや、普通に苦情モンでしょう、通報されるでしょうと。

まあその辺のアレは置いとくとして、情報デバイスの進化とARの普及って、なんかありえそうな未来で妙にリアリティを感じたんですよね。


特に今回の世界観はアクセルワールドほど未来じゃなくて、まだそういう未来への過渡期で、ARデバイスもまだちょっとデカくてデザインももっさりしてるところが「ありそう!」って感じ。

それが逆にリアルって感じでした。SF作品はだいたい世界観が未来過ぎてリアリティは感じにくいけど、これはちょうどよかったですね。



っていうのも、フィクションを離れて最近の現実世界って普通にSFだと思いません?ARを説明するのも「要は仮想のスマホ」って説明できる時点で、リアルもかなりSFっすよね。

ゲーム機でもPSでついにVR出てるし、スマホで撮影したら画像の中のもの自動で翻訳してくれたりとかさ、もう普通にSFの世界じゃん?って感じで。ポケモンGOとか、普通にもうARゲームですし。



劇場の観客がかなり若い中高生が中心で、SAOは新しいファンを獲得してるんじゃないかって意見をWEBで見ましたが、これから本当に来そうなその未来感が若い子の心を掴むのかなーってオッサンは思いました。



それで無双するキリト先生とかね、見てて爽快じゃないですか。中二主人公過ぎて嫌いな人はホント嫌いだと思うけど、アニメの中でまでリアルな葛藤とかもう見たくないっすわ―。

そういうのはもう毎日現実の中でやってるので、アニメ見てるときくらい心ぴょんぴょんさせて・・・?(切望



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という感じで、かなり楽しめました。絵はキレイだし映像もよく動く。テレビシリーズからの劇場版ということで、テレビに出てきたキャラも一通り出る感じで、ファン的には楽しめると思いますよー。

あまり注目してなかったけど、やっぱり評判がいい作品ってわざわざ劇場まで見に行く価値あるなーって感じ。とてもいい息抜きになりました。