NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

自分の前半生の最速攻略ルートをいろいろ考えてしまう

ふと振り返ると、このブログあともうちょっとで10周年迎えるんですよね。開始が2012年なので。最近は月1更新の放置気味ブログになってるとはいえ。

ブログを書き始めたころの自分と最近の自分はもう別人だなと思っていて、最近の自分のほうが圧倒的に好きになれるんですよね。自分で自分のことを気に入っていられるというか。


で、ブログ書き始めたころの自分から今の自分にもっと早くたどり着くにはどうすればよかったのかとか、当時の自分には何が足りなかったのかとか、最近よく思うわけです。

もう少し早く今の自分にたどり着けていれば、もうちょっと人生いい感じだったろうなと。その辺の話です。



自分の二大ネックのざっくりした対処法

自分は「体調不良」と「コミュ障」でけっこう苦しんでいて。

ブログ書き出し当初にはこの両ワードがよく登場していて、当時は健康のために菜食とか玄米食とかいろいろやってたわけですが。


今にして思うと、本ブログ書き出し当初、そしてそれ以前の自分が体壊しがちだった主な原因ってたぶん食べ過ぎだったのかなと。

一にも二にもまず食べ過ぎていて、そのせいで体壊してるところが大きかった気がします。

ブログ書き出し当時に菜食とか玄米食とかいろいろやってたけど、食べる量も見直してたんですよね。その効果で調子が上向いてたところがたぶん大きかった気がします。

今でも食べ過ぎには気を付けていて、腹八分くらいに留めたほうが何となく調子いい気がします。昔の自分に何か言えるとしたら「まず食べる量を減らせ。話はそれからだ」ですかね。



コミュ障のほうは発達障害関連の情報がけっこうクリティカルで、やっぱりこの10年近くを振り返るとあそこがターニングポイントだった気がします。

当時のブログでもちょこちょこ書いてるけど、これまでの疑問点・不満点が芋づる式に解決して、わりと納得したんですよね。

そこから言動や価値観を見直して、というより自然にバージョンアップされて、他人様との距離感とか自分に向いている立ち位置とかを強く意識するようになり、まあわりとストレスが減った気はします。


とはいえ、自分はガチの発達障害というわけでもなくて、あくまでその情報が偶然自分に役立ったという感じです。

これ雰囲気で言ってるんじゃなくて、実はブログに書いてないけど発達障害の診断受けに病院行ってるんですよ。結果は「わりとそのケはあるけど診断は出せないくらい」でした。この辺の経緯はいずれあらためてエントリに書くかもです。

あるときから発達障害関連の発言がパタッと減ったのはこれで気が済んだのもあるし、診断が出ないくらいならあんまり言い過ぎるのも良くないかなと思ったからです。


ただ、やっぱり前半生を振り返ると発達障害関連の情報、とくにASD周りの情報は自分にとってクリティカルで、これを知ってからの1日は知る前の100日に相当するくらい、自分に影響した情報で。

自分の前半生を最速で攻略するには、ASDを中心とする発達障害関連の情報を入念に読み込み、言動や価値観を矯正するのをできれば20歳まで、遅くとも大学卒業までに終えるのはマストだなーと思います。


自分が好きに使えるインターネット環境も重要だったかもしれない

さっきのこと以外で、今の自分に最速でたどり着くために必要なものってパッと思いつかないのだけど、インターネットも重要だったかなと。

本ブログを書き始める1年くらい前まで、実は自分が自由に使えるインターネットの環境がたぶんなかったんですよね。今じゃ考えられないけど、当時はほぼネットなしの毎日を送ってました。

当時の自分にとってネットに触れすぎるのはちょっとリスクが大きいけど、メリットも小さくなくて、今の自分にたどり着くには欠かせない要素ではあるかもなと。



当時の自分に足りてない部分は山ほどあって、自分をバージョンアップする小ネタを地道に拾っていくことは重要だったかなと思うので。

あくまで情報収集のツールとして使うなら、ネットはすごく便利。極端に乏しい人付き合いのスキルとか心得を得るのに、ネットは最適。遠くから他人様の意見とかやり口を観察していろいろ小ネタを拾えるありがたいすね。

ガチで人の輪の中に入ったら今の自分にとってもたぶん同じで、わからないことや悩みを調べるためにネットがないと死ぬ気がする。



ネット環境として大事なのは自分が自由に使えること、あとは常識的な速度を維持できること。セキュリティソフトの更新だけで30分間デバイスが死んでるとか、そういうのはナシで。

自由に使える常識的なネット環境を早い段階で手に入れること、あとネットはROMとして利用するのを基本として、目立とうとしないこと。この2つも今の自分に最速でたどり着くために必要なことかなと。


ほかにどうすればよかったのか正直よくわからない

腹八分の食事と発達障害関連の知識と常識的なネット環境。

この私的三種の神器以外でほかになんかあるかなーと最近ずっと思ってるのだけど、これというのが浮かばないんですよね。

当時の自分といまの自分が別人ならもっとほかにいろいろあるはずだけど、出てこない。


水に一度溶かした絵の具をもう一度分離してすくいあげるのが難しいように、一度自分の中に溶けてしまった何かってもう取り出せないのかなーって。

溶けた(溶かした)直後ならまだわかったはずなので、もっとこまめに日記なりメモなりつけておけばよかったけど、この10年で自暴自棄気味だった時期が何度かあって記録やメモがちょこちょこ抜けてるんですよね。


いまにして思うとその時期こそ自分の変化が大きかった時期でもあって、残っているわずかな当時の記録を今読むと「むしろそんなことも知らんかったんか当時の自分」って思うくらいで、もっとこまめに記録残しておけばよかったなと。

記録せずに自分のなかに溶けてしまったことが多いのか、当時辿った道筋とか要素とかで重要なものって今あらためて考えるとわからないんですよね。


まあ、さっきの三種の神器でわりと楽になる部分は大きいはずなので、あとは何事も経験としてどんどん挑戦していくことかなと。

年齢のわりに世間知らずなところが大きかった(ここはいまの自分もたぶん同じ)のは、今にして思うと学生時代から体調崩し気味で、可処分時間の少なさから単純に社会経験が少なかったことも理由として大きかったと思うので。


今でも象徴的エピソードとして強烈に覚えてるんだけど、大学生時代にサークルの人たちと飲みに行こうぜって話になってたんですよ。同級生や後輩数人の男女合同みたいな、今の自分からしたら眩しくて目を焼かれる展開だけど、まあ2日前くらいに見事に体調崩してワイだけ参加できなかったよね、みたいな。

こういうエピソードがわりとちょこちょこあって、そりゃまあいろいろ経験不足で人付き合いのスキルもなかなか得られないわなって今にしてみると思います。

裏返すと単純に経験不足が原因のところもあって、経験を積めれば多少はマシになる部分もあるってことなんだよなと。


食べ過ぎを改めて体調不良を、発達障害関連の知識を読み込んでコミュ障を、それぞれ改善して多少は外に出られるようになったら、あとはネットを活用しつつ実践あるのみ。

これでもう少し早くマシな自分にたどり着けていたのかなーとは思います。でもまだなんか抜けてるなーというモヤモヤがあって、メモや記録が一時期抜けがちだったことがかえすがえす悔やまれるなと。