NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

「苦労の質」が近い方をヒントにしてる

相手のタイプがあまりに自分と違い過ぎると勉強にはなっても参考にはなりにくいなぁと思うことがあります。

それは実際身近にいる人たちと話す機会がある時も思いますが、本を読む時も同じです。
自分はよく本を読むのですが、著者の方があまりに自分とタイプが違い過ぎて、言ってること自体は間違ってないし理解は出来ても、これは自分には少し合わないなと思うのです。

自分のキーワードは「コミュ障」「社会の底辺」「病弱」「文系」「ヒッキー」、他にもあるかもしれませんがこんな感じです。これに近い物を持っていらっしゃる方が書かれた本の方がヒントが見つかりやすいように思います。


そもそも誰に向けた本なのか?という点は重要で、それに気付かないと「全然違うサイズの服を選んでしまう」のと同じ事になります。

そういう著者を見分けるにはその著者の人間性や経歴が手がかりになる気がします。
単純に自分が過ごしてきた経歴や今の自分の性格と接点が少ないように思える著者は、自分とは違う世界を生きている可能性が高いんじゃないかと思ってます。その人の意見は間違ってはいないけど自分には合わないかもしれない、ということを心の片隅には留めておいた方がよいような気がします。



どこにいても苦労はつきものですが、その人の立ち位置によって苦労の質が違うものと考えています。野球で例えてみます。

「一軍」 社会の先端で活躍している人達
一軍には上がったけれどなかなかスタメンに選ばれない、選ばれたけど結果が出ない、という苦労であり挫折。そもそも立っている土俵自体がハイスペック。
その辺のフリーターがおいそれと入れるような企業にはいなかったり、個人の能力を活かして自分の腕で生きていたり、一ビジネスマンとして働きながらすでに著書を出していたり。いわゆる「普通の勤め人」とは一線を画す存在です。彼らの言う苦労は、同じ土俵にいない限り理屈としてはわかっても実感として理解できることは少ないかもしれません。

「二軍」 普通の勤め人やそこそこの人生で満足している人達
最低限の社会生活は送れていて、+αの部分で苦労しているというもの。社会の先端にはいないけど底辺付近というわけでもない中間層。
庶民感覚で理解できるのはこの辺りかもしれないと勝手に思ってます。

「アマチュア」 最低限の社会生活に支障をきたしている人達
なんらかの障害や問題を抱え、社会の底辺で苦しんでおられる人達。
なかなかヘビーな話もあり、逆ベクトルで安易な庶民感覚では理解できないこともある世界。


こんな感じで勝手にカテゴリわけしてます。
世の中でもてはやされやすい自己啓発やビジネス本は一軍の立場から二軍にいる人くらいまでを対象に本を書いておられる印象です。
そういう本の内容をアマチュアで苦労している人たちが鵜呑みにしてしまうと少ししんどい思いをすることになるかもしれません。



自分がヒントにするのはアマチュアレベルで苦しんだ経験のある人、本当はアマチュアレベルでしんどいんだけど必死で二軍の位置にいる人、このあたりの人の意見ではないかと思います。
個人的に西谷昇二さん、齊藤正明さんの本を勧めます。最近ではphaさんの本がありましたね。

西谷さんの本は自身の苦しんだご経験を赤裸々に語っておられますので、社会の底辺にいる方の心にも届く部分があるかもしれません。決して最初っから社会の上の方にいたわけではない西谷さんの言葉はよく支えにしています。

何があっても、生きてろよ。

何があっても、生きてろよ。


齊藤さんは勤め人時代、まさに絵に描いたようなパワハラ上司にあたり、大して意味のない理由でマグロ船に一カ月ほど乗せられてしまった、というご経験をお持ちです。齊藤さんご自身についても持病持ちの体にネガティブな性格、と決して輝かしいステータスを持っていらっしゃる方ではないようです。そもそも社会人として最低ラインに届かずに、周囲と最初っから勝負にならない勝負が続き疲れきっている人には参考になる部分もあるかもしれません。
コミュ障気味の自分としては、「マグロ船に乗せられるよりも、上司にノーという事のほうがストレスで、マグロ船の方がマシだった」という齊藤さんの意見に「その気持ち、わかる!」と思ってしまいました。
こういうの、他人とのコミュニケーションに生理的な苦手意識が無い人にとっては、「息を吸って吐くのが苦手だ!」と言ってるのと同じに見えて理解不能かもしれませんね(笑)

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

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欠点を直さずに幸せに生きる方法

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phaさんの本は最近ですし、もう色々な方が語っておられるのでもう十分でしょうか(笑)

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

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「普通の人達」にとってこういう本は特に必要ないかもしれませんが。
自分のようにこういう本を支えや手がかりとして生きている人間も世の中にはいるって程度に思っといてもらえれば十分です

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