NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

周囲との距離感をどうするか問題

ワイ、たぶん周囲との距離感おかしめの人だったんだと思っていて、あるときから周囲との距離感をかなり意識するようになって。

一時期はとにかく距離を置くの一点張りでしたが、最近は周囲に対して昔ほど距離は置いてない感じがしてます。他人様との距離感をどう考えるかとか、そのへんの話です。


他人様との距離の取り方

これはいつかネットで見た話なんだけど、だいたいの人は、心に薄い扉を何枚も持っていて、それぞれの相手、その時々の状況で開ける扉の枚数を変えて、周囲との距離感を調整してるものだと。

対して、人付き合いが苦手なタイプは心に重い一枚扉があるだけで、周囲に対して全開か全閉のどっちかしかないと。



この話見たとき、ああ、なるほどなと納得したんですよね。たぶんワイ、心に重い一枚扉しかないタイプに近かったんだろうなと。

相手を信頼するかどうかみたいな問いに対して、白か黒かの極端思考に傾いてたんだろうなと。


もちろん、心の扉の枚数とか、相手の信頼度とかの数値化はしてなくて、各信頼度に応じた自分の行動とかもいちいち決めてはないです。

今だって別に「この相手に開ける心の扉は〇枚だな」とかは一切考えてもないんだけど。


ただ、他人様との距離感を考えるうえで、「心のなかに薄い扉を何枚も作って、開ける枚数をその都度変える」のイメージがすごくしっくり来たんだと思います。

他人様との距離感を0から100までのグラデーションで考えるきっかけにもなって、心の扉の話はけっこう強烈に覚えてます。

周囲に対して実際にどれくらいの距離感でいくか問題

で、実際問題、周囲の人に対してどれくらいの距離感で付き合えばいいのか、これはもうコミュ障のワイには本当に難題なんだけど。

まあ、だいたいの相手に対しては、「良き隣人」程度に振舞えればいいんじゃないかと今は思ってます。

良き隣人のイメージや距離感は自分もまだまだ曖昧だけど、必要以上に近付かない、無理に仲良くはしない、でも顔を合わせりゃ挨拶くらいはするし、ちょっとした雑談もふられりゃ応じるし、なんかあれば協力する気はあるし、くらいの感じで今はイメージしてます。



人間関係にやさぐれてたときは、ちょっと距離を置きすぎてたんだよなと。仲良くする気ゼロ、話しかけるなオーラ全開みたいな。

今も、周囲の人と積極的に仲良くなろうとはしてないけど、必要以上に距離を置く必要もないなという心境に変わっていて。

別に仲良くなれるなら拒否する理由もないし、きっかけがなけりゃ顔見知り程度の関係のままで構わんし、くらいのゆるい心構えでいる気がします。



すべての相手と仲間や親友、家族にはならなくていいし、なろうと思ったところでなれないわけで。

周囲の人にとって「特に仲良くはないけど、本人の存在を一応認識してるし、顔を合わせりゃ挨拶くらいはする。積極的に話はしないし、用がなければまず関わらないけど、近くにいても違和感や迷惑はないし、何かあれば一応声は掛けられそう」くらいの人間になれれば十分なんじゃないかと。

最低でも、周囲との摩擦や正面衝突だけは避けられる状態をうすーく維持できればOKくらいのつもりで、基本的には距離を置きつつも、昔よりは心の扉を何枚か開けてるような気がします。


周囲にいる人たちとの相性の話

他人様との距離感は相手との相性にもよって変わるところがあるとは思っていて。

自分が出会う人間のうち、1~2割はこっちが何もしてなくても好意的な相手、同じく1~2割はこっちが何もしてなくても否定的な相手、残りが自分のふるまい次第で敵にも味方にもなる相手みたいなのは、よくいわれることで。



良き隣人を目指す方針は誰に対しても変えてないつもりなんだけど、相性の悪い相手は、やっぱりなんかいる気がしますね。妙にぎくしゃくしやすいというか。

自分の場合、老若男女を問わず誰とでも仲良くなれる気さくで朗らかな相手からなんか敬遠されがちなんですよねw


そのコミュニティの中心メンバーから端っこの人まで、誰とでも垣根なく気さくに付き合えるタイプの人ってなんか1人くらいいるじゃないですか。ワイ、あの手の方からほんのり距離置かれがちで。

誰とでもすぐ仲良くなるタイプの相手から距離置かれるってなかなかだと思うけど、何度かそういうことがあったんで、なんかあるんだと思います。



「こういうタイプの人と相性悪いんだよな」って意識しすぎるとそれが原因で気まずくなりそうだから、あまり意識しすぎないようにしてるけど、やっぱりなんかぎくしゃくしやすいんですよね。

相性悪めの相手とちょっと微妙な空気を感じたら、敵対や正面衝突だけは避けるように努めてる感じです。

相性が悪い相手とは、ちょっと気まずい、敬遠されてる程度で留められて、相手を完全に敵に回さずに済んでれば十分だなと。このへんはもうダメージコントロールに徹してる感じですね。



あとの人たちもコミュ障として決して油断はできんけど、特別に相性が悪くなければ、良き隣人を目指している限り、そこまで問題は起きないんじゃないかとは一応思ってます。なんか好意的に接してくれる相手だったら、ちょっと距離置いてる感じの付き合い方でもなんかのきっかけで仲良くなれるかもだし。

敵にも味方にもなる相手は、こっちが若干の距離を置いてる限り味方にはできないだろうけど、敵にさえ回してなければ、何かの拍子に味方になってくれるかもくらいには思ってます。


無理なら無理でOKくらいの感じですが、何かのきっかけで差し伸べられる手や向けられる好意を自分からわざわざ振り払う必要はないなって心境にはなって、このへんはコミュ障丸出しだった昔の自分に比べて変わったところだなと思います。

周囲に対してちょっとは落ち着いて付き合えるようになったのは、この10年で何度か地雷踏んで、アレな人を見分ける自分なりの物差しが多少はできたのも関係してるかもですが。


他人様との距離感はほんとよくわからん

他人様との距離感を意識するようになってだいぶ経つけど、いまだにこの問題はよくわからんなと正直思います。

今は良き隣人くらいの距離感がいいなと思ってるけど、環境や状況が変わると今のような距離感は難しくなって、また適度な距離感を見失うかもという漠然とした不安はあるし。


ちょっと自分のなかでもはっきりした答えのない問題で曖昧な部分が多いんですが。

でも他人様との距離感をちゃんと意識してなかったころよりもストレスは減ったし、人間関係上の危うい感じも多少はマシになったんじゃないか(たぶん)とは思うし、他人様との距離感は個人的にはけっこうでかめのポイントだった気がします。


幸か不幸か、自分もそんな極端な人嫌いとかじゃなかったっぽいし、周りとのうまい距離感とかは、今後とも継続的に探っていくことになりそうだなとは思ってる感じです。