NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

数年に一度の体調不良で一日が溶けた

前回のエントリを書いてたときは「あー、やべーなー、明日はちょっと布団にもぐる感じかなー」など呑気なことを考えてましたね。

あの後、体調の悪化は留まるところを知らず、ここ最近では数年に一度あるかないかというレベルの不調にまで達しました。
あのレベルに達すると本当に何もできない…(´д`)



症状としては「熱・悪寒・喉の痛み・頭痛・鼻水」でしたが悪寒が一番ヤバかったです。ていうか発熱か。

風邪引いたときに寒気がするのは基本的に「発熱して菌を殺すので体を暖めろ」のサインですので、体を暖めると漏れなく熱が上ります。これ自体は正常な防衛反応で、だからいたずらに熱を下げるのも考え物だという意見もあります。

薬を使わずに病気を治すならだいだい体のサインに従っとけば間違いありません。


というわけで体を暖めに入ったわけですが、、、、、

寒気が尋常じゃない。冬用の布団はもちろん、夏用の布団も総動員してかけても寒気はまったく収まらず、すでに体の表面温度は触って分かるくらい発熱状態なのに体の内側は寒さに打ち震えるという地獄絵図。

あまりの寒さにたまらずダンゴムシのように丸まって体をさすってみてもまだ寒気は収まらず「ぐぅぅおおおおおおおお!!!!!!」と一人でのた打ち回ってましたw

貧乏な一人暮らしに余分な布団などあるわけもなく、結局重ね着で乗り切りました。普段ならこれ15秒で汗だくだよねって状態なのに汗は一滴も流れず、もはや自分の周囲の空気の暑さで発熱を悟れるレベル。

もしかして40度近くいってたかもです。

空にしたゴミ箱(デカいやつ)が鼻かんだティッシュにより一日で満タンになり、発熱がひどいときなど自分の火照った体のせいで眼鏡が曇るというありさま。

こんなときほど病気はイヤだと感じるときはないです(´д`)




普段寝つきが悪い自分もさすがに一日中寝れる状態でした。
ただ、寝ても常に意味不明な悪夢にうなされるし、そんなあれこれで寝てたわりに消耗して、時計をパッと見たら最後に目覚めてからまだ2時間くらいしか経ってないマジか…をエンドレスで一日繰り返す感じです。

ホントに濃かった。

体調が悪すぎて、普段常時悩んでる仕事・日常生活の悩みなんか吹っ飛びますね。
いやもうそんなんどうでもいいから、なんでもするからこの不調を治してオナシャス!と勝手なこと思ってましたw

自分の体のコントロールを完全に失った状態で、さながら嵐の海に漂う小舟状態。布団の中で丸まってもはや神に祈るのみといった心境です。

こんなでも病院いったら「あー風邪ですねーwwwおくすり出しときましょーwww」なレベルなのかと思ったら病気怖すぎじゃないですか?底が知れなさすぎ……


幸いなことに嵐はほぼ一日で過ぎ去ってくれましたが、まるで見知らぬ海岸に打ち上げられた漂流者のごとく、ホッとしつつも茫然とする感じがかなりデカいです。あまりにも強烈な体験すぎて逆に現実感がないというか……。

でもカレンダーの日付が確実に進んでるのを見て、ああ現実だったんだ、と感じるレベルです。


あの何もできなささ、日常生活の悩みが完全に吹っ飛ぶ感じ、そのときは時間が経つのが遅いのに過ぎてみればあっという間すぎて、一日が飛んだというより溶けたといった方がなんかしっくり来ます。

病気は本当にいやですね(ヽ´ω`)