いろいろあった2024年も終わりに近づいて、やれやれと今年を振り返る感じのあれこれです。
2024年のざっくりした印象
今年はまあとにかく忙しくて、ここ数年で一番バタバタしてた気がする。単純に働いてた時間が去年の2倍くらいいくんじゃないか?ってくらいで(去年までが緩すぎたともいえるけど)、ほんとあっという間でした。
ニートが性に合わないタチなもんで、実は忙しいのわりと歓迎なんですが、ワイ世間的には暇人だったはずなのに今年の忙しさは一体どうしたんや???って何度思ったかわからんくらいで。
世間的にも年始から震災があり、その後も災害がちょこちょこ続き、夏は当然猛暑だったし、すっかり異常が日常と化した感。
生まれて初めて災害への備えを本腰入れてやったのは、今年のBIGな出来事でした。先月に寝込んだとき以外に備蓄品を使う機会がなかったのは、幸せなことですね。
しっかし、個人的にも世間的にも常にバタバタと落ち着きのない年だったなというのが、今年の感想です。
コミュ障関係のあれこれ
今年は自分の神経過敏に改めて向き合う機会があって。最近は多少マシになったと思ってたけど、久々に神経過敏が爆発した出来事があって、ワイもまだまだやなと。
まあおかげで自分の特性に改めて向き合って、自分のこの性分は細かいことによく気が付ける特性なんだと、多少は前向きに受け止められるようになったかもですね。
視点が変わると、この特性がなければできなかったこと、気付けなかったことを多少自覚できるようになって、その点でも多少前向きになった感じはあります。
まー、自分の神経過敏は自分にも周りにもデメリットのほうが大きいような現状にあるので、まだまだ乗りこなせてないなーと。
ここは来年以降の課題になりそうだけど、最近の世相を見てると暢気にコミュ障対策なんかやってられるのか・・・?みたいな疑問も感じなくはないです。
コミュ障丸出しじゃ良き隣人にもなれぬわけで、優先順位に多少の変動はあってもやるしかないわけだけど。
これはもうどんな世相にあっても、自分にとってコミュ障対策は死ぬまで続くライフワークになりそうだなーと。
それくらい、前半生の自分のコミュ障ぶりが黒歴史兼トラウマになってるのかもです。
健康方面のあれこれ
今年エントリで書いた少食関係の本を読んで、ある時期から週に2回、1日1食の日を作っているのが、けっこう大きな変化だったかなと。
動機は全然アレで、1日は単に1週間で一番忙しい日でゆっくり昼を食べる時間がないから、もう1日は1週間の仕事の最終日で、夜に気兼ねなく暴飲暴食したいから(いわゆるチートデー。たまに酒も飲む)というそれだけで。
もとから1日2食だったのが週に2回は1日1食になって、実際に健康は増進されたのかは、正直よくわからんと。
1日1食にして劇的に体調の変化は感じなかったけど、調子を大きく崩すこともなかったので、何となく継続してる感じです。
1日1食デーは、食糧難が万一起きたときに備えて心身を慣れさせておく意味合いのほうが、今年の後半からは大きくなってたかもです。
そんなこんなで生きてた今年は、一年を通じてまあまあ元気だった気がします。
先月は久々にド派手な体調不良を経験したけど、薬も病院も使わずに一応落ち着いたのでまあヨシと。あんだけド派手に寝込んだのに、一応仕事は休まずに済んで、通常業務をほぼこなせましたしね。
先月の自分と似たような体調不良を経験されてる方のポストをSNSとかで最近ちらほら見かけて、あるポストでは1週間以上寝込んでて声まで出なくなって病院も2回行って、山ほど薬は出たけど副作用強すぎて途中で薬変えてもらって……みたいな話もあって。
こういう世界線もあったんだよなーと思うと、自分はかなり軽く済んだほうかと、しみじみ思った次第です。
そしてド派手に寝込んだあとは後遺症の咳ですったもんだするのがお決まりの第2ラウンドだったわけだけど、今回は病院も薬も使わずに後遺症のほうもわりと治まって。
寝込んだあとの咳が病院行かずに治るの、自分にとっては人生初の快挙なのではって気がするんですよね。
一年の最後にちょっと調子を崩したけど、今年がここ数年で一番忙しかったことを思うと、自分にしては健闘したほうかなぁとは思ってます。
年末の今はインフル君が大爆発してるし、一年通じてコロナもその他諸々もやたら流行ってたし、ほんと皆様もご安全に!!ヨシ!!
長いこと続いてた習慣が変わった話
今年あったBIGな出来事、1つは最新アニメ見るのに使ってたニコニコ動画がサイバー攻撃でダウンしたこと、もう1つはここ数年やってた某ソシャゲがサ終したことで。
どっちも長いこと自分の生活になじんでたもんで、しばらく日常ルーティンが迷子になってました。
しゃーないんで、適当に動画のサブクス入ったわけですが。
そしたら、配信作品はもういつでも見れるわけだから、最新アニメを常にリアタイする必要ないなって感覚に変わって。
だもんで、普段は映画とか前クール以前のアニメとかちょくちょく見るようになって、映像作品の視聴スタイルが今年激変したなと自分でも思います。
ソシャゲのほうは、今年サ終したやつのほかに自分はウマ娘を一応やってたけど、ソシャゲ自体から1回離れると、なんかもうデイリー周回とかガチャ自体がだるくなって。
一時期ガチャ無料の時期があって1回引きに行ったけど、なんかもうええなって感じになって、ウマ娘のほうもほぼ引退状態です。
そんなこんなで、ここ数年続いてた生活習慣が今年変わって、新しい習慣がなじみつつあるような、いまだ迷子で心細い気分にあるような、年末になった今もよくわからんふわふわした状態にあります。
ひとまず思ったのは、何となく根付いてたここ数年の習慣、自分にとって不可欠のものではなかったんだなって。
コアユーザーは何があってもそのサービスを使うけど、実はそのサービスがなくても問題ないライトユーザーは、何かのきっかけでそのサービスに触れる機会がなくなると、そこが縁の切れ目になったりするというか。
今年の一件は、自分がどっちかといえばライトユーザー寄りの立場で、生活習慣が迷子になってた時期は、ある意味では自分がニュートラルな状態に戻ってた時期ともいえるのかなとは思ったりしてました。
今年見た映像作品の話
■アニメ最新作
今年見たアニメで個人的に一番印象に残ってるの、終末トレインなんですよね。
これ、ニコニコがダウンした時期にちょうど放送してた作品だったから、最新アニメの最新話をリアタイ視聴してた最後の頃に見た作品になって、その意味でもなんか忘れられない作品になった気がします。もちろん内容も好きですよ。
ほかの作品でいえば、「ゆびさきと恋々」とか「義妹生活」が好きでしたね。
今年はリアルが忙しすぎたせいか、こっちの感情を強く揺さぶってくる作品とはちょっと距離を置いていて、淡々と静かにドラマを見せてくる作品のほうに嗜好が移ってた気がします。加齢の影響もあるかもですw
あと義妹生活って、最新話が放送されるたびに、作中のキャラたちの心情とか、カットされてるシーンとかの長文解説を原作者さんがXに投稿していらして。
それが面白くて、最新話を1回通しで見る→原作者さんの解説読む→もう1回見る、みたいなSNS時代ならではの視聴スタイルができたのは、なかなか貴重な体験でした。
原作者さんの解説読んでから見直すと解像度が高まっておもしろいので、解説読んでなかった方はぜひに。
【原作者によるTVアニメ『義妹生活』1話、解説・感想(※長文です)】
— 三河ごーすと@作家/漫画原作者 (@mikawaghost) 2024年7月4日
1話をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。… pic.twitter.com/fym4AEZFSs
(12話分まであります)
2024年のアニメ作品で世間的に覇権だったのは、ガルクラとかマケインあたりじゃないですかね。
話題になってた異色作は「魔法少女にあこがれて」と「勇気爆発バーンブレイバーン」のツートップだったと思います。
■映画
・アルゴ
ベン・アフレック主演&監督。1979年にイランで起きたアメリカ大使館の占拠事件で、カナダの大使館に逃げ込んだまま身動きが取れなくなった6人を、映画の撮影クルーに扮装させて脱出させたCIA極秘作戦の映画化。
何気なく見たけど個人的にかなり刺さって面白かった。映画として脚色はされてるけど、話の大筋は実話で、当時の本物の映像がたぶん一部使われてるっぽい。救出される6人のキャストも、モデルになった人物とビジュアルをかなり似せてんだと思う(エンドロールで出てくる)
で、円盤がたまたま近所で投げ売りされてたんで買ったんだけど、特典映像で本作の登場人物のモデルたちがインタビューに登場していて。
本作の主人公になったトニー・メンデス氏(本物)までしれっとインタビューに出てくるのすっごw とか思ってました。その功績から、CIAの歴史上もっとも重要な50人に選ばれてるらしいですよ、トニー氏。
かつては極秘作戦とされていて、情報公開前にアルゴ作戦のことを世間に訴えても陰謀論とされて終わりだったんだろうなと思うと、実は事実だったってあたりに個人的にはロマンを感じてしまう。
それにしても、イランは現在進行形で紛争が起きている地域で、昔も西洋諸国と摩擦があったとは、恥ずかしながら今回初めて知って。イランはアラブ諸国の筆頭として今後世界の命運を左右する国になるという説を聞いたことがあるもんで、この映画もあってイランの存在感が自分のなかでちょっと大きくなった感じですね。
ロードムービーが見たくなって何となく視聴。冒頭から最後まで、どことなく漂う重苦しい雰囲気。そして画面に映ってればすべての間が持つようなジャック・ニコルソンの存在感が印象的。
中盤あたりで唐突に日本要素出てきたのにはびっくりした(あれいる??w)。ブレードランナーとかもそうだけど、当時の日本、勢いあって世界的に存在感があったんだろうなと、令和の今にあっては隔世の感があるぜ!!と。
あと、作中で外食のシーンがあって、ちっこいバーガーが皿に乗っけられてしずしずと出てくるシーンがなんか不思議と印象に残ってます。これ、今だったらもうファーストフードで雑にぽいっと出てくる感じですよね。
大男たちが窮屈そうに席に座って、ちっこいバーガーをわざわざ持ってきてもらってる光景を見ると、ファーストフードはある面で世界を変えたんだなぁと、なんかすごい実感した感じです。
・錨をあげて
ジーン・ケリーとフランク・シナトラ主演の古典ミュージカル。ジーン・ケリーが「トムとジェリー」のジェリーと画面のなかで一緒に踊るの、この作品です。
これが公開されたのは1945年、つまりは昭和20年なんですよ。
欲しがりません勝つまではと、我らが先人たちが歯を食いしばって戦ってた頃に、本国ではミュージカルスターとアニメキャラが画面のなかで陽気に踊りあってたとはねぇと。
国力の・差よ・・・ってなるけど、貴様が勝ったのではない、その広大な大陸のおかげだということを忘れるな!!の精神でジャパニーズとしては頑張っていきたいですね。
・エターナルサンシャイン
ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット主演。レコメンドに出てきたのでたまたま見ただけだったけど、けっこうな名作らしい。
ジャンルとしては恋愛もの。つらい失恋を経て、謎技術で恋人の記憶をすべて消した男の物語。謎技術で記憶を消す、あたりのSF要素が個人的にツボで、最後までけっこう面白く見れた。虚実が入り混じる不思議なシーンがあって、そのへんが好みだったのかも。
ジム・キャリーはコメディスターのイメージがやっぱり強かったので、本作のシャイ&ダウナー演技にはひたすらたまげた。ここまで笑わず、終始何かの苦痛に耐えているようなジム・キャリー、初めて見た。
普通に演技派なんだよな、ジム・キャリーって。
・マネキン
子供のころ、なんか「マネキンが人になって、デパートのなかでわちゃわちゃする」みたいな映画を見たような記憶が朧気ながらにあって、タイトルもストーリーもキャストも何もわからないなか、なんとなく「マネキン」で検索したらストレートに出てきたw
なんかこれだったような、これじゃなかったような(続編もあるらしい)、よくわからないけど、なんかこういう再会?があるのが、サブスクのすごいところですよね。
内容は、気軽に見れるドタバタコメディでした。今見て特別におもしろかったわけじゃないけど、まあ見れて良かったです。
今年も一年、お疲れさまでした
そんなこんなで、なんとか今年も終わりです。
今年は震災もあったし、世界の戦争は続いているし、一時期は南海トラフの可能性で騒然とするし、連動して米騒動は起きるし、病気は変わらず流行中だしと、一年の終わりをこうして迎えられるのは当たり前じゃないんだと常々思いますね。
来年も油断はできない世相になりそうで、自分としては今年このブログに一区切りをつけといてよかったなと今でも思ってます。なんとなく気分的に身軽になった感じです。
来年どうなるかは、今のところはまったく未定だし、考えたどころで濁流のような世相に抗えるとも思えんし、うまいこと流れに乗っていい感じになれたらいいな、みたいなふわっとしたスタンスです。
今年も一年お疲れさまでした。
ブログをお読みいただいた皆様、ありがとうございました。良いお年をお過ごしください。