最近本を整理して、あったなーこんな本とパラパラめくったら、今の自分が当然のようにしてる思考とか問いかけが載ってたりして、ああ、これで知ったのかと。
虫のいいもんで、その本で知ったということはさっぱり忘れて、生まれたときから知ってたみたいな顔してたなーと。
本を読むってやっぱり大事なことだし、いい本はどんどん読むといいけど、アレな本は逆に読まない方がむしろいいかもなどと思ったという話です。
良くも悪くも血肉になる
本で読んだことがちゃんと血肉になってたのは嬉しかったです。昔読みまくったのが無駄じゃなかったとはわかったので。
ただ、昔の自分って今よりもっとアレだったので本のチョイスが微妙なのも多かったんですよねw 奥の方に閉まってた本引っ張り出したとき、これまだ持ってたのかってちょっと思いました。
だいたいが自己啓発の放言系か、ふわっとしてるやつですね。今だったらまず選ばないやつか、選んでもかなり注意して慎重に読むやつです。
最近はネットで炎上すら起こせなくなったと揶揄されてる人の本まで出てきて、いやー黒歴史ですわと。
こういうのも血肉になってると思うと、読む本はある程度は選んだ方がいいなと。特に自分はけっこう鵜呑みにしがちなので。
良くも悪くも血肉になって、自分の人間性や考え方、行動にやんわりと影響するので、妙な本を読むと自分も妙な人間になっちゃうなと。
しかもどの辺がその本による血肉なのか自分では無意識というのがまたね。できる限り本は選んだ方がいいなと改めて思います。これはむしろ読まない方がマシかもしれないと思った本は今回けっこう処分しました。
でも本の選び方ってよくわからんよなと
どれを読むのが正解かとか簡単に言えるものではないよなーと。ちょっと思うのは、今の自分にはアレな本も、昔の自分にはもしかしたら必要だったのかもしれませんしね。全部の本がそうとは言いませんけど。
今ふわっと思ってる基準はこんな感じです
・本の評判
このテーマならこれを読まないのはありえないみたいな金字塔的な本、教科書になってる入門書みたいなものは積極的に選ぶと思います。
新刊でもその本のテーマを本業にしている人から評判のいいものは手に取りやすい気がしますね。
・著者のキャラクターや経歴
ネットで発言してる人だったら、その口調とか内容がいいもの、少なくとも地雷ではなさそうな人が書いた本。
SNSで炎上しまくってるとか、デマを指摘されまくってるとか、そういう人の書いたものは基本的に避けると。
経歴もわかるなら見て、そのテーマを語れるだけの内容があるかどうか、経歴に不自然や疑惑がないかとか。
・丁寧に書かれてる本
結論や根拠(データ)がしっかりしている本。結論を焦らずに丁寧に話を組み立てている本。
それがなくて、屁理屈や勢いで煙に巻くような本は避けると。結論ありきで理由が理由になってないものもアレだなと。
文章や話がとっちらかっててまとまってない本、思いついたポイントをひたすら羅列しただけみたいな本もあまり手を出さなくなってます。
・著者の熱意を感じる本
そのテーマへの強い関心や縁、長年の研究や経験、試行錯誤を感じさせる本。
本業が作家や出版ではない人が本を出し続けるきっかけになった本は、それ以降のシリーズよりも熱量を感じる気はしますね。執筆当時はその一冊しか出す予定がなかったからこそ、すべてを注ぎ込んだみたいな本になってる気がします。
出版ありきで手癖でササっと書かれたものでない本ともいえるかもです。
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全部の本をしっかり選んでるわけではもちろんなくて、なんとなくで手に取ることも多いですけど、前よりは注意して選ぶようになっていて、読み始めても鵜呑みにしすぎないようにブレーキ踏みながら読んでる気はします。
人生に行き詰りがちだし、人と話すより本読む方が好きなので、今後もたぶん本を読む機会は多いだろうなと。案外血肉になってるともわかりましたし。
これまではわけもわからず読んでたところも多かったので、今後はなるべくいい本を多くという方向を目指すと思います。