NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

いつの頃からか初動を重視しているという話

人間関係方面の話なんですが、タイトルの通りでいつの頃から初動を重視するようになっていて、オンでもオフでも初めて接する人のことは最初の言動にかなり注目してます。

よく考えてみたらこれ「第一印象がすべて」に少し通ずる話やんけとも思ってちょっと悩ましいですが、まあわりとこれでいい感じかなーとも思うその辺の話です。




初動にその人の中身がわりとコンパクトに現われていると思っている

初動っていうのは、開口一番に口にすること、何かを頼んだとしてその人が最初にすることあたりのことです。

その人の動き出しともいえる言動が微妙だったら、もうその時点で距離を置く感じでいいかなーと、いつの頃から思うようになっていて。



初動って、いわば映画の予告編みたいなもので、その人がこれからするであろう本格的な言動がコンパクトに現われていると考えていて、初動が微妙な人は深い付き合いに移行してもやっぱり微妙、みたいな。

だから初動が微妙だった時点で、こちらから深い付き合いへと積極的に移行する気はもうあまりなくて、オンでもオフでもできるだけ距離を置く、なんなら付き合い自体止めてもいいかなくらいに考えていて。



初動でジャッジを下すみたいなスタンスが根付いた経緯がちょっと曖昧なんですが、たぶんここ10年のなかで、けっこうな地雷やなこの人って相手と何度か接触した経験からな気がします。

あとになって考えてみると、その人が地雷だという言動はかなり早い段階から現れていて、自分も微かな違和感を当時持っていたように思うんですよね。


なんやかんやで長いお付き合いになるケースもあったけど、やっぱり初動が微妙だった相手は最初の頃に持った違和感の延長線上にいた感じがします。

何かのきっかけで関係が大化けするって可能性もないわけじゃないけど、そう頻繁にあることではない気がしますね。「最初は微妙だったけど運命の出会いだった!!」みたいな話もネットではゴロゴロ見つかるでしょうけど、個人の人生では、なかなかね。


どれだけ長い付き合いになっても相手との関係が微妙だったとして、責任が相手にあるとかそういう話でもないんですよ。

単純な相性の良し悪しは常にあるし、何らかの要因で、現時点では自分と相手はここまでの関係にしかならないみたいなの、ある気がするんですよね。



まあそういう微妙な相手と深く付き合っても結局は骨折り損になりがちで、もっと早く気づいて距離を置いていれば・・・みたいな後悔から、初動を重視するようになったのかもです。


あと、「他人様は安易に変えようとするもんじゃないし、変えようと思ったところで変わらない」ってスタンスになったのも関係してるかもですね。

微妙なところがあったからって、自分が相手を変えるなんておこがましいし、そもそも他人と天気は変わらないしで、合わない人と一緒にいたところでどうしようもないって考えに落ち着いていて。

合わないなら合わないで早く分かったほうがいい、合わない相手はできるだけ早く見分けて距離感を調整するってスタンスに移行してから、まあいい感じなのかなーとは思います。


未然に回避できた苦労もあったのだと思う。たぶん。

初動の重視になんかイマイチ自信なさげなの、現実ってゲームと違ってすべてのルート展開を確かめられないからで。

この人と深く付き合ったルート、距離を置いたルート、それぞれでどうなるのか確かめてから最終的なルートを決めるのが、ゲームで自分がやりがちなプレイで。ダンジョンとか潜ったらフロア全部踏破してから次の階行くタイプです。


でも現実では常にリプレイなしの一発勝負で、2つの道があったとして、選ばなかったほうの道でどうなったのかは予想するしかなくて。

初動を重視して距離を置いたのが正解だったのか失敗だったのか、結局はわからないんですよね。初動は悪くなかったけど地雷だった・・っていうの、今のところはあまり記憶にないけど、絶対あるでしょうし。


ただ、初動が微妙に感じる相手と深く付き合っていいことって、やっぱり自分のなかではイメージがわかないんですよね。

何らかの要因で合わないとか、相手に気がないように感じるとか、そういうときはもうさっさと離れたほうがいろいろと円く収まるかなと。

微妙そうな相手に深入りして、相手が本当はどういう人なのか、ガチで微妙な人なのか、実はそうでないのかを確かめるほどの時間や労力はもうあまりないという事情もあって。



これ、ともすると第一印象がすべてって話にもちょっと通じそうでアレだけど、まあ現実問題としてちょっとでも初動が微妙だったら付き合い切れとか、そういう極端な話でもありません。

実際のところ、その辺の庶民が付き合う相手をすべて自由に選べるとかはあまりなくて。正直微妙だけどうっすらとは関係を続けなきゃいけないみたいなのが多いんじゃないかなと。


あくまで初動によって初見の相手がこれから言いそうなこと・しそうなことを判断して、それに応じて期待値や距離感を調整するみたいな話です。

心構えがうまくできたりとか、いい感じに距離を置けたりすれば、ちょっと微妙な相手とも正面衝突は避けられるみたいな。付き合いを続けているうちにいい感じになればラッキー、ならなくてもまあ予想通り、みたいな。



自分が誰とでもうまく付き合える人間じゃないし、自分の時間も労力も有限だと実感したからこそ、自分に合う人や好意的な人を可能な範囲で優先する。

その見分けのために初動を重視しているって感じなのかもしれません。初動の重視は最近の自分にとってわりと柱になってるスタンスなんですけど、そうなった理由や経緯も、実践してみたときの効果もちょっと曖昧でぼやけた感じの話になりましたが。



ちなみに、初動が良すぎるというか、第一印象が良すぎる人もだいたい地雷で、警戒値が上がる感じですね。

ファーストコンタクトでそんな何もかもうまくいくことはなくて、あまりにすべてが良すぎる人って、猫被りとかその場限りのごまかしがうまいだけだったりするんだよなと。

こういう自分なりの物差しができると、世の中や他人様と少しは付き合いやすくなるのかもです。