NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

『ピンチをチャンスに変える51の質問』

ピンチをチャンスに変える51の質問
本田 健
大和書房 (2009-07-08)
売り上げランキング: 47,276


この本の中で、「人生は質問力で決まる」と書かれています。
どういう疑問をもつかによって、どういう発想が生まれるかが決まる面はありますね。
よかったことは何か?と思えばよかったことを。
悪かったことは何か?と思えば悪かったことを。
それぞれ思い浮かべることになります。
ポジティブな人生を求めつつ、ネガティブな発想を誘導する質問を自分に向けていたら、生まれる発想はネガティブなものばかり。
質問の方向性を間違えるのは、目的地までのルートを間違えているのと同じということだと気付かされた本でした。
「最高の人生をスタートするために今からできることは?」などのように、著者の本田さんから51個の質問が投げかけられます。
自分の発想になかった質問があると目からウロコです。


一つ、大変印象に残った質問を紹介します。
「ライフワークを見つける10の質問」の中の一つ。

「30名の人がいる部屋に入って、やってあげたいことは?」

自分はこの質問を投げかけられ直感的に浮かんだイメージは、「皆の前でプレゼンをしている自分の姿」でした。
まるで教員でもやっているように、30名の人達に何かを教えているイメージです。
学生時代、カリキュラムの一環でプレゼンをやったことは確かにありますが、別にその経験に胸が踊った記憶はありません。
教員どころか家庭教師のアルバイトすらやったことありません。
だって自分、引きこもりがちなコミュ障ですしw
でも、この質問を前にしたとき、浮かぶイメージはいつも「皆の前でプレゼンする自分」です。
これで間違いないような気がする一方、勘違いでしかない気もしています。

初めてこの質問を前にしたのは一年ほど前ですが、この質問と頭に浮かんだ自分の答えの内容はいまだに悩ましいです。
「人に何かを教える」という直感的答えと、「コミュ障気味でとてもそんな次元にいない」という自分の現状。
人の成長を我が喜びとする、なんて殊勝な性格でもないんですがね(ー_ー)
いまでに納得できる答えは見つかっていませんが、何か大事なことのような気がしています。
一応、「ライスワーク」から「ライフワーク」へのシフトチェンジのためのヒントとして考えてはいます。


薄い本でパラパラ読めます。
自分の人生に違和感を持っている方は、その違和感の正体をあぶり出すヒントとして目を通してみてはいかがでしょうか?