phaさんの記事を読みました。
ネットで細切れに知っていたphaさんの軌跡が時系列順に並んでて、ああそうだったのかという発見もあって面白かったです。けっこう転々とされてたんだなと。
久々にニートや青春に思いを馳せたので、その辺のあれこれです。
ニート=青春にちょっと共感
自分は気が済むまでもうニートやったのもあるし、それがたまたま若いときだったので、ニート=青春みたいなイメージは確かにあって。
何かしているようで何もしてなかったなって日々は、今にしてみると確かに青春でした。そこを土台として今があるので、無駄ではなかったと思いますが。
なんか世間への反発心みたいなのもわずかにあって、妙な行動をあえてとっていた時期もあって、そこから生まれる不便よりも満足感や冒険心に満たされる日々みたいな。
今はもうそういうことはしないだろうな、したくともできないだろうなって思いもあります。
体力がないとかもあるけど、もうそういう気持ちがなくなったし、それが許される環境も自分にはなくなったので、ニート時代はもう明確に過去のものです。
自分から進んで志向したこともここ数年ではないので、ノスタルジーはなんかありますね。
当時行っていたスーパーの光景とか、ニート生活の一日の流れとか、わずかな楽しみとか、いろいろ思い出そうとすれば出てきます。
当時の写真もちょっと残っていて、ニート始めたばかりの頃の、冒険心と心細さが半々くらいで混ざった夜のこととか、生活に慣れて楽しさが8割くらいになった頃のこととか、早朝とか夜遅くとかその辺で生活しないと見る機会のない近所の景色とか、いろいろ思い出します。
よくやったなって思います。ヒッキー属性の自分にとっては特に。
青春してたな、今の自分にはないものを持っていたなと、当時を振り返ると思います。
生涯忘れないと思った強烈な日々も5年以上経つと色褪せてくるもので、当時の情景がなんかぼやけてくるし、当時の画像見ても最近は昔ほどには心が動かなくなってきて。
単純に年取ったからなのかもしれないけど、大学時代のことも5年くらいたつとさすがに色あせてたなって思うと、自分的にはそういうものなのかもしれない。
それに、今やりたいこととか、やるべきことがほかにあって、世間的には暇人に見られがちな自分も、本人としてはけっこう忙しいんですよね。そういうところもあるのかもしれません。
ニートの終わりが青春の終わりだったなと
自分が青春してたと思うのは、どう引っ張っても3~4年くらい前までで、実際にはもう6年くらい前に終わってたなって今は思います。
そこからいろいろあったし、ニートはもうええわと思ってからも実質ニートみたいな生活が続いてたのは皮肉なもんだけど、本人としてはそこを変えようといろいろしてたんですよね。
その苦しみとかけっこうあって、もうあの辺はさすがに青春とは言えない気がする。老いの前兆みたいなのも感じ始めていたし。
そういうのを通して、ニートしてた当時のことはほろ苦い懐かしき思い出であって、黒歴史は黒歴史なんですよね。
ノスタルジーはあっても、戻りたいかと言えば微妙なところです。
ただ、学生でなくなったあとに、まるで学生みたいな不思議な生活してた時期が一部あったことは覚えていたいなとは思っています。
確かに黒歴史だけど、まとめて削除してしまいたいかといえばちょっと違いますかね。ボケて忘れてしまうのはちょっと悲しい。
みずから進んでやった生涯最後(予定)のニートは、そういう不思議な青春もどきの時代でした。
ちなみに、青春が終わったことに対して忸怩たる思いとかは別にないつもりです。なんか年相応にいろいろ変わっていくのが自然と思っているので、まあもういいかなと。
学生時代はわりと暗い青春だったせいか、大人になっておかわりするような変なことまでしたわけだし、もう十分でしょうという気が自分にもちょっとあって。
あそこが自分にとっての青春の終わりだったし、それで普通に構わないなと思ってます。
今だって青春みたいな気持ちを無理に引っ張るつもりはなくて、当時とは変わった今の立場でできることをやっていけたらみたいに思ってます。