NCの日記

孤立気味に生きてきたおっさんの日記です

最近の個人的な推し活の話

最近、地元や国産の食品買うとか、ネット通販よりも近所の店使うとかにハマっていて、手間や出費はちょっと増えてもなかなか楽しいんですよね。

今の世の中、「それを買う」「そこで買う」って行為自体が一種の投票みたいになっていて、けっこう自分の行動で周りが変わるもんだなと感じるところもあるみたいな話です。


最近の買い物事情

自分は基本的に米食いなもんで、米をどこで買うかは結構な問題で。

これまでは主にアマゾンで買ってて、値段の関係で20~30キロまとめ買いみたいなことも昔はやってました。産地よりも値段基準だったと思います。


これが最近は徒歩で行ける近所の店で買うようになっていて、買う米も自分が住んでる県内産の米を極力選ぶようになった感じです。

理由はあとで書くけど、まあ米の場合は重いっすからね・・・。自分ちまで運んできてもらうのがなんか悪い気がしてきたのはちょっとあります。



気分転換で週に1回くらい食べてるパンも国産小麦のパンを選んでるんですが、最近はなんか商品の種類増えたなーと思います。大手ブランドのパスコでシリーズ化してますからね。

www.pasconet.co.jp

うちの地元のローカルメーカーでも最近は似たようなの出てるし、国産小麦パンってなんか最近すごい目にする気がする。


10年くらい前も国産食品にこだわってた時期があったんですが、当時、パンって全然選択肢ねーなって思った記憶があって。

あるのはパンの種類ばかりで、小麦の種類で分けるとほぼすべてが外国産小麦製だった気がする。当時ド田舎に住んでて、国産小麦パンとかしゃれたものが見つかりにくい土地柄だったのもあると思いますけどね。

普通のパンよりちっとお高いとはいっても、近所の店でだいたい国産小麦パンを選べるようになってるのは、ありがたいもんだなと思います。



毎日のように使う醤油や味噌に関しても、意識して探してみると国産原料品は見つかるものだなと。たとえばこういうのね。

www.higashimaru.co.jp

夏場のお供のそうめんも今年は国産小麦100%のを見かけて。

生のうどんとかでは国産小麦製をよく見るけど、乾麺では初めて見た気がして、なんか国産原料商品がはやっとるのかねと思ったりします。



野菜に関しては、最近地元のスーパーで地元産コーナーがちらほら作られていて、県内産どころか市内産の野菜が手に入ったりしてます。

あと、なんでか知らんけど最近近所に県内産の米や野菜のみを扱ってる農協の店ができて、地元の農作物が簡単に買えるようになったのもありがたいなと。


最近の推し活の理由

国産原料商品や近所の店を優先してるの、1つは残念なことだけど、物流がこれから苦しい時代に入っていくんだろうなみたいなのがあります。

あらゆるものの高騰と人手不足で何をするにもコストがかかって、遠方の物資を取り寄せるハードルって日に日に上がってる気がするんですよね。


で、ワイが今住んでる地域、昔住んでた場所ほどじゃないけどまあまあの田舎で、なんか県内でも有数の米所だったらしくて。言われてみたら、確かにそこかしこ田んぼですよ。

そんな地域に住んでて、行ったこともない遠方の地域の米をわざわざ通販で買って食ってるのも変な話だなと思って、近場の米に切り替えた感じです。野菜も似たような理由です。


あと、いくら地元の人たちが米や野菜を作ってくれてても、それを買わないってことは暗に「いらない」って言ってるのと同じで、「じゃあ作るの辞めるわ」って言われちゃうしねぇと。

災害起きたときと同じで、いざというときに頼りになるのは、物理的に自分の近くにいる人たちだと思っていて。

物流が滞って遠方の物資が来ない、もしくはドチャクソ値上がりしたとき、平時に自分がスルーしまくって地元産の食品が消えてると、自分は困るだろうなと。



食糧事情もじわじわと怪しい感じになってきている今、長年いわれていた食料自給率の低さが火を噴くぜ!!って嫌な気配も漂っていて。

小麦なんてまさに国産品が希少種になってる食糧だけど、それでも国内での生産は一部でされていて、最近は国産原料を使った商品を作ってるメーカーもあるわけで。


食糧自給率の低さを問題だといいつつも、いざ国産品やそれを使った商品を作ったら誰も買わんって状況はアレなので、最近はできる範囲で優先的に買ってる感じです。

店選びも同じようなもんで、通販ばかり利用して近くの店潰れてると、通販が利用できなくなったときにたぶん自分は詰むだろうなと。

最近のガソリン代の値上がりと配送の人手不足を思うと、都市部以外の地域で通販の小口の荷物をいちいち配るのもう普通に無理ゲーでは?とも思うし。



そういうアレコレから、最近は国産品や近所の店を優先してる感じです。

もちろん徹底してるわけじゃなくて、今でも通販は使っているし、外国産の食品を買うこともあります。ワイは特に予算の問題もありますしね・・(小声)

まー、物流が滞ったときにちょっとでもマシな状況になればいいかみたいな希望的観測と、あとは遠方の物資が手に入らない状況へ早めに慣れておく意味で、今はこれでいいかなと思ってます。



ちなみに10年くらい前は、健康問題が原因で国産品にこだわってたような気がします。

身土不二(自分の体と住んでいる土地・環境は切り離せないという考え方)の観点から、地元の物を食べたほうが健康に良いという説がありましてね。

民間伝承に近いものとはいえ、個人的には嫌いじゃなかったんですよね。今は健康のためって意識はあまりなくて、健康にもつながれば儲けものだなくらいの感じです。


推し活してみて

国産原料の商品を推しとして近所の店で集中的に買ってたら、なんか補充数が増えて大量に置いてもらえるようになって、ああ、やっぱり買うって行為はちゃんと店側は見てるし、こちらの買い方に応じて商品の種類や量を調整してるもんだなと思ったことがあって。


一番印象に残ってるのが、近所の店でよく買ってた国産大豆の豆腐なんですよね。その豆腐、近所の店では常時5個くらい端のほうにひっそり置いてあるだけの存在感のない商品だった気がして。

あるとき、その豆腐が売れなくて見切り品になっていて、「ああ、この店にもこういうのあったんだ」って気付いて、あるときから自分の推しとして買い始めたんですが。


常時5個くらいしか置いてないのにワイが執拗に買うもんでしょっちゅう品薄になったのか、補充数が8個とか12個とかにだんだん増えていって。

その豆腐が売り場に入りきらなくなってきて、もうヤケクソみたいにぎゅうぎゅうに詰め込んであることがあってちょっと笑ったw

いつもの場所にもう入らんってことで、あるとき売り場が動いて広いスペースに変わっていて、その豆腐が前より目立つようになって。


こういう変化がおもしろくて、さすがに大量に置きすぎて賞味期限がかなり近いのが出てきても、見切り品にはさせねぇとワイがそれ買ったりしてました。

そうこうしてるうちにスケールがメリットしたのか、その豆腐気づいたら微妙に値下がりしていて、その影響なのか、なんか前よりよく売れるようになった気がしていて、下手したら棚が空になっててうっそだろお前・・みたいなこともたまに出てきたりとか。



なんかこの手の話、ネットでも見たことある気がするんですよね。

おいしいけどマイナーで見つかりにくい商品を近所の店に置いてほしかったから、店側に要望だして、並べてもらったら自分が集中的に買って、「置いてくれてありがとう!!超うれしい!!」みたいなお気持ちをすかさず店へ送って、補充されたらまた自分が買って・・みたいなサイクルを繰り返して常設商品へと昇華させたみたいな話。

もちろん常設化されたあとも自分が購入をリピートするのは前提だけど、自分が近所の店で買いたいから要望出したわけで、そこは問題ないみたいな。そして、常設化で人目に触れる機会を増やして、あわよくばその商品の布教にもつなげたい的なね。



ワイはそこまではせんけど、自分が国産大豆の豆腐ばかり買ってた近所の店では、国産原料の別商品がお試しみたいな感じで並べられてるのを見たことあるし、こちらが特に何も言ってなくても、買い方に対してけっこうリアクションがあるもんだなとは思って。

こういう実感を得られたところでは、買うものを意識的に選ぶのはおもしろい経験だったなと思ってます。